納涼博物館 [台東区]
ジリジリと照りつける太陽が凶器レベル・・★
そんな夏の日は
博物館へ行って暑さをしのぐ、そういう過ごし方もイイかも
「東京国立博物館」台東区上野公園13-9
東京国立博物館で催される落語会
「納涼東博寄席」のチケットをもらったので
寄席観笑のついでに、博物館のほうもまわって
日がな一日のんびり涼んできました ☆
東博って展示物が多すぎて、なにをどこからどう見ていいのやら・・と
迷いながらも、気になったものを
少しですが撮ってきたので並べてみます イェイ イェイ
「埴輪 踊る人々」埼玉県熊谷市野原古墳出土/古墳時代・6世紀
片手を挙げて踊る人物埴輪。近年では片手を挙げる所作と、腰に下げる鎌から
馬の手綱を曳く2体の男子像である可能性も指摘されている。
髪型や顔、服装の表現がかなり省略されており、愛らしい造形の埴輪として著名である。
「鴇像」エジプト出土/末期王朝時代・前664~前332年頃
鴇(とき)は賢い鳥とされ「知恵の神」トトの化身
聖動物として神殿で飼われ、死ねば手厚くミイラに加工されました。
末期王朝時代には鴇の小像が多数製作され、神殿に奉納されました。
「如来坐像」ガンダーラ/クシャーン朝・2~3世紀
頭の後ろの円形は後光の表現で神聖で偉大な神や人物の背後に表されます。
円形中向かって右にインドラ(帝釈天)、左にブラフマー(梵天)とみられる
古来信仰を集めたインドの神が釈尊に礼拝する姿を浮き彫りしています。
「ガネーシャ坐像」カンボジア/アンコール時代・12~13世紀
「大威徳明王像」/平安時代・12世紀
大威徳明王は不動明王を中心とする五大明王の一つ。主に密教で信仰される。
着衣には原色でない柔らかな色調を多用し、さらに細かく切った金箔(切金)でも文様を表している。
ゆるぎない、しかし柔らかな輪郭線も美しい。
「秋草文壺(渥美窯)」川崎市幸区南加瀬出土/平安時代・12世紀
「染付堰流水文皿」鍋島/江戸時代・17~18世紀頃
鍋島は、日本を代表する磁器生産で知られる伊万里を抱えた鍋島藩御用の製品。
一尺、七寸、五寸、三寸と定型化された皿や、香炉や向付など型物の小品が特徴的。
そして堰から水が流れる様を描いた本作品のように、高度に洗練された意匠が最大の魅力であろう。
「両國花火之圖」歌川豊国/江戸時代・19世紀
「名所江戸百景・両国花火」歌川広重/安政5(1858)年
隅田川では、飢饉や疫病による死者供養や疫病除けとして
川開きの日などに幾度か花火が打ち上げられたという。
本図は、隅田川上流の上空から、両国橋を越えて上がる花火を描く。
華やかな花火と、シルエットによる提灯や人物たちの対比が印象的である。
「狸」荒木寛畝/明治時代・19世紀
「花鳥図」河鍋暁斎
/明治14(1881)年
「筑後風景」青木繁/明治41(1908)年
「雲中富士」横山大観/大正2(1913)年
”気韻生動”
雲煙に包まれた孤高の青富士は、この季節に仰ぎ見るのにぴったり
最後は、この日一番印象的だった作品
「花鳥」服部雪斎/明治4(1871)年
服部雪斎は江戸時代後期から動植物や魚介類の写生画を得意とし
武蔵石寿編の貝譜「目八譜」や森枳園編「半魚譜」の精密な挿図で知られる。
維新後は「写真画」を得意としたと言い博物局に出仕して啓蒙的な図譜類の原画を描いた。
どのぶぶんを切り取っても絵になる絵ってスゴイなぁと
時間も暑さも忘れて見惚れてしまいました