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竹取物語と葛の葉伝説 [目黒区]
「和のあかり×百段階段2024」の記事が途中だったので
とりあえず、続きを書こうとおもいます
「和のあかり×百段階段2024~妖美なおとぎばなし~」
ホテル雅叙園東京:目黒区下目黒1-8-1
百段階段、さいしょの大広間
十畝(じっぽ)の間の展示テーマは「竹取物語」です
匠で美しい透かし彫りの竹が、こんなに沢山ひかり輝いていたら
竹取の翁はどの竹を選ぶことも出来なくて
「かぐや姫」は見つかってなかったかもしれません
駄bamboo(竹灯籠)/高山しげこ(漉工房)
” 物語りの出で来はじめの祖 ” といわれる竹取物語に
紫式部は「源氏物語」を執筆する際、大きな影響を受けたそうです
”人はなぜ月を見上げるのでしょう
かぐや姫は月に帰って行きましたけど
もしかしたら月にも人がいて、こちらを見ているのやもしれませぬ
それゆえ、こちらも見上げたくなるのやも ”
NHK大河ドラマ「光る君へ」第31話
百段階段、ふたつめの大広間
漁礁(ぎょしょう)の間の展示テーマは「葛の葉伝説~安倍晴明誕生奇譚~」です
狩人に追われた白狐を助け、自らもケガを負った阿部保名は
介抱してくれた娘「葛の葉(保名が助けた白狐)」との間に子を授かります
6年後、我が子(後の安倍晴明)に狐の姿を見られてしまった葛の葉は
想いを綴った歌を障子に書き残して森へ去っていきました
”恋しくば たずね来て見よ和泉なる 信太の森の うらみ葛の葉”
障子に書かれた文字が、ところどころ反転していたり
みょうにたどたどしいのは
人ならざるもの...
キツネの業ゆえだったんですね
平安絵巻さながらの衣装や調度品、殿舎や宮中儀礼など
美術レベルの高さが印象にのこった2024大河ドラマ「光る君へ」でしたが
NHK大河ドラマ「光る君へ」第32話
なかでも「安倍晴明」臨終シーンは圧巻でした
星読みの陰陽師らしい死に様が、あまりに神々しくて
今もくっきり瞼の奥に焼きついています
朝霞台の本格中国家庭料理「媽媽」 [新宿逃避]
はじめて「東武東上線」に乗って
埼玉県朝霞市の、地元で ”美味しい” と評判の中国家庭料理店へ行って
むかしの同期たちと一緒にランチしてきました ☆
中国家庭料理「媽媽-mama」埼玉県朝霞市西原1-4-10
Dランチ「五目焼きそばセット」1,430円
ランチに付いていた魚介系のスープは
見た目シンプルなのに
今まで飲んだことのない繊細で奥ふかい味わい
Cランチ「海老のチリソース」1,570円
Bランチ「豚肉の細切りと茄子の四川豆板醤炒め」1,370円
パスタサラダも小鉢の麻婆もメインのおかずも
一度箸を付けたら止まらなくなる、あと引く美味しさでした
さて
十数年ぶりに会った元同期(女性ばかり)たちとは
前回、更年期症状のあるある話でたいへん盛り上がったのですが
還暦を過ぎた、今回は
尿路結石から敗血症を発症したときの臨死体験
別れた元夫が大阪あいりん地区で孤独死してたはなし
遺産分与のときはじめて知った親の隠し子の存在や
介護に不参加だった実兄との骨肉の相続争い などなど
・・ヘビィなトピックとはウラハラに
デザートの濃厚クリーミィなタピオカミルクは
とっても優しい、しあわせの味がしました
わたしも今年、父を亡くしましたが
財産も借金もなんにも遺さずに逝ってくれた父に
チョッピリ感謝です
架空の旅亭「雅楼」の調度品とネコ [目黒区]
旅亭「雅楼」にある離れの奥の門が開いていたので行ってみると
調度品とともに9匹のニャンコがお出迎えしてくれました
Boss365さん家のすももちゃんに
ソックリなニャンコもいて、うれしいサプライズ
「和のあかり×百段階段2024~妖美なおとぎばなし~」
ホテル雅叙園東京:目黒区下目黒1-8-1
小田原風鈴の音色の、ここちよく長く残る余韻に
ご満悦な表情の三毛ニャン
藍染灯籠が映しだす
たくさんのトンボたちには目もくれず
何もない空間のただ一点を見つめ続ける
ニャンコの視線の先が、ひじょうに気になりました
小澤 康麿/造形作家
・・このところ
めっきりと体力が落ちてきてしまって
仕事をリタイアするまでの、残りあと数年間
ブログ更新を現在の週いちから月いちへ変更しようとおもいます
細々とですが、これからも続けてまいりますので
引き続きよろしくお願いいたします
和のあかり×百段階段2024~妖美なおとぎばなし [目黒区]
季節はひとめぐりして
今年もこの季節がやってきました
「和のあかり×百段階段2024~妖美なおとぎばなし~」
ホテル雅叙園東京:目黒区下目黒1-8-1
今回のテーマは
目黒雅叙園をモデルとした架空の旅亭で見つかった巻物に書かれた
”妖美なおとぎばなし” が、百段階段の各広間で繰り広げられるというものです
”1935(昭和10)年開業の旅亭「雅楼」。
前身は江戸末期に創業した旅籠「雅」でしたが、関東大震災で焼失。
その後12年の時を経て再建された「雅楼」は、
風情ある佇まいと、美術・伝統工芸に彩られたしつらえなどにより、
多くの著名人も愛する旅亭として現在に至っています。”
”開業から90年余り経った今年、
一部老朽化した離れの修繕のため調度品の整理をした際に、
旅籠「雅」当時の巻物が見つかります。
その中には江戸後期に「雅」で起こった
不思議な話が綴られていました。”
”おや、離れの奥の門が開いているようです。
美しくも妖しいおとぎばなしをご覧ください。”
入口付近の下足場にいた一匹のニャンコに
はやくも目が釘付けになりました
小澤 康麿/造形作家
次週は
このエリアにたむろっていた
他8匹のニャンコたちの写真を掲載します
柴又駅の寅さん路線図 [葛飾区]
合計16回掲載してきた寅さんの故郷、葛飾柴又の記事も
ようやく今週で最終回、最後は柴又駅でお別れです
「京成電鉄金町線 柴又駅」葛飾区柴又4-8-14
” 寅さんは損ばかりしながら生きている
江戸っ子とはそういうものだと
別に後悔もしていない
人一倍他人には親切で家族思いで
金儲けなぞは爪の垢ほども考えたことがない ”
” そんな無欲で気持ちのいい男なのに
なぜかみんなに馬鹿にされる ”
” もう二度と故郷になんか帰るものかと
哀しみをこらえて柴又の駅を旅立つこと
いったい何十辺くり返したことだろう ”
” でも故郷は恋しい
変わることのない愛情で自分を守ってくれる
妹のさくらが可哀想でならない ”
-ごめんよさくら いつかはきっと偉い兄貴になるからな-
” 車寅次郎はそう心に念じつつ
故郷柴又の町をふり返るのである ”
山田 洋次
電車が来るまで、少し時間があったので
なんとなくホームの奥のほうまでぶらぶらと歩いていたら
寅さんの顔の路線図?ハッケン
よく観たら、駅名が
寅さん映画のタイトルになっていました
「寅さん路線図」/大森正樹
この作品が、寅さん記念館ではなく
京成電鉄金町線柴又駅の、実際のホームに展示してあるっていうのが
なんだかすごく粋だなあと感じました
柴又の似顔絵コインランドリー [葛飾区]
ちょっとだけ観光ルートを外れて
「柴又駅」から、帝釈天とは逆の方向へむかって歩いてみました ☆
おでん屋さんのテント看板に
装飾されている亀のオブジェが何気にカワイイ
はんぺん×ペンギンのNewキャラクター
「はんペンギン」がみょうにツボにハマりました
「大国屋」葛飾区柴又4-11-3
土曜日だけオープンしているパン屋さんの素敵な
ニャンコ柄のタペストリー
”売り切れましたので閉店となります!またよろしくお願いいたします。”
「C.A.P.(シーエーピー)」葛飾区柴又4-7-25 定休日:月火水木金日
朝10時開店で土曜のお昼12時にはすでに売り切れて閉店してました
・・気になるパン屋さんです
「にがおえコインランドリー3号店」
葛飾区柴又1-43-1
これは、すごい
壁から天井までびっしりと、エンピツで描かれた似顔絵で
埋め尽くされた昭和レトロなコインランドリー
ところどころ似顔絵がペラっと剝がれてるようすも、いい感じです
一枚一枚すごく丁寧に描かれているので
こちらも、ついつい一枚一枚真剣に見てしまいます
そういえば、この寅さんの似顔絵
あれ?どこかで・・見覚えがあるなとおもったら
柴又帝釈天参道に軒を連ねる老舗うなぎやさんの
店頭に飾られてた似顔絵と
同じ作者(コインランドリーのオーナー)さんの作品でした
映画の町柴又のカチンコトイレ [葛飾区]
これまで帝釈天の境内や参道、寅さん記念館、ハイカラ横丁など
昭和レトロな葛飾柴又の観光スポットをいろいろと周ってきましたが
他にあと、立ち寄っておきたいのは...
地元柴又の事業家の邸宅として
大正9(1920)年に建造された「山本亭」です
「葛飾区 山本亭」葛飾区柴又7-19-32
米国の日本庭園専門誌で
昨(2023)年ランキング3位に選出されたというお庭
伝統的な書院造に
西洋建築を取り入れた和洋折衷の建物は
大正モダンな雰囲気を
そこはかとなく醸し出していて素敵でした
江戸川対岸の
千葉県松戸市とを結ぶ「矢切の渡し」は
「矢切の渡し:柴又側」葛飾区柴又7-18先
ずっと昔にいちど乗ったことがあるので、今回はパス
この日はここちよい穏やかな気候だったので
川っぺりでしばらくのあいだ、のんびりと風に吹かれてきました
さて、そろそろトイレ休憩しようとおもって
寅さん記念館の道を隔てて真向かいにある建物へ立ち寄ってみたら
「葛飾区観光文化センター」葛飾区柴又6丁目22-19 B棟
プレートがカチンコのデザインになっていて
さっすが寅さん映画の町、柴又と
ちょっと感動しました
おかえり寅さん~柴又帝釈天参道 [葛飾区]
柴又駅から帝釈天まで200m余りつづく「柴又帝釈天参道」は
寅さんの実家のおだんごやさんがある
寅さんのふるさとだけど
まるで自分のふるさとに帰って来たような
懐かしいあたたかさで ”おかえり” と迎えてくれる
下町情緒あふれる参道です
おだんご、おせんべい、昔ながらの飴やさん等々
軒先をのぞきながら
ぶらぶらと歩いていたら
ひと粒70円の草だんごハッケン
運良くベンチがあいてたので、座ってひとやすみすることにしました
「吉野家」葛飾区柴又7-6-18
他のお店で見た草だんごより緑色が濃くて
よもぎの風味も深く、”当たり” のおだんごでした
参道を彩っている
季節ごとに変わる鉢植えの花たちもステキです
おそばやさんの暖簾に書かれていた
「やぶ忠 帝釈天参道店」葛飾区柴又7-7-8
「春夏冬忠」の意味がわからなくて、家に帰って調べてみたら
春夏秋冬の「秋」がないので ”あきないちゅう” なるほど~シャレでした
鳥かごの中の招き猫、はじめて見たかも ☆
最後は、参道入口まで戻って
創業文化2(1805)年の「船橋屋」で元祖くず餅をいただきました
「船橋屋 柴又帝釈天参道店」葛飾区柴又7-6-1
独特の弾力、美味しさの秘密は
江戸から受け継がれた乳酸菌にあるそうです
くず餅って和菓子で唯一の発酵食品だそうですね
身体によさそう
柴又帝釈天~瑞龍のマツ [葛飾区]
帝釈堂正面を堂々と横切ってる樹齢およそ500年の「瑞龍のマツ」が
あまりにリッパで、その景観にすっかり魅了されました
「柴又帝釈天」葛飾区柴又7-10-3
東京都指定天然記念物(植物)「瑞龍のマツ」
寛永6(1629)年、日栄上人が葛飾柴又へ寄った際
みごとな枝ぶりの「瑞龍のマツ」と
根元に湧く「霊泉」を見つけて
この地に庵を開いたのが、柴又帝釈天のはじまりだそうです
フーテンの寅さんも産湯につかったという湧水「御神水」
境内中央には
大きな朝顔型の「手水舎」があって
アニメ「白蛇伝」に出てきそうなチビッ子たちが懸命に支えていました
境内入口に建つ
「二天門」の足元には
トカゲのおもちゃが.....
いえ.......よく見たらおもちゃじゃなくてホンモノのトカゲが
まるで標本のように美しく
ぺっちゃんこになっていました ★
柴又のおもちゃ博物館 [葛飾区]
柴又ハイカラ横丁2階の、土日祝のみ開館している
「柴又のおもちゃ博物館」へ行ってきました ☆
「柴又のおもちゃ博物館」
葛飾区柴又7-3-12 2階
なかへ入ると、おもちゃの博物館っていう明るくてポップな
イメージとはずいぶん違っていて
破れた障子
埃をかぶったウイスキーの瓶...
どちらかというと、退廃的な空気さえ漂っています
古いモノにとりつく妖怪が
物陰のあちこちに潜んでいるようで
思わずブルッと身震いしたりもしました
ただ、古いおもちゃたちがワチャワチャと詰め込まれてるだけのように見える
物置のようなこの雑多な空間も
見慣れてくるとじわじわと魅力的に思えてくるから不思議です
じつは、この青色のブースのなかで
子どものころわたしが一番気に入ってた
おもちゃを発見しました!
「ネオンブライト」バンダイ/昭和44(1969)年
あんなに大好きで時間も忘れてすっごい熱中して遊んでいたのに
どうして今の今まですっかり忘れていたんでしょう...☆
ここへ来たら
心の中で永年眠ったままでいるおもちゃたちとの
感動の再会が待っているかもしれません
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