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百段雛まつり2024~頂上の間① [目黒区]
百段階段7つ目にしていよいよ最後のお部屋
百段雛まつり2024「頂上の間」の展示テーマは
ふるさとを代表する全国のてまりたちが一堂に会した
てまりたちが主役の、てまりたちのひな壇 ” 早春を彩るてまり” です
「ホテル雅叙園東京 百段階段」目黒区下目黒1-8-1
百段雛まつり2024「千年雛めぐり」
てまりの地球儀って、はじめて見ました
【佐賀】with temari balls
ゼンマイ綿を芯に巻くと、てまりの弾力性が増すそうです
【福島】只見の手毬(てんまり)/ちよの会
お姫さまの名にふさわしい、艶やかなてまり
【愛媛】松山姫てまり/姫万織
【島根】松江藍てまり/松江和紙てまり工房
【滋賀】びん細工てまり/伝承工芸愛知川びん細工手まり保存会
【大分】日田てまり/日田てまり工房
ころころっと、スムーズに転がって
物事がうまく運びますようにとの思いをこめて
ひと針ひと針丁寧に根気よく彩られる
まあるいフォルムに
作り手の姿が見え隠れするような気がして
展示されてるてまりひとつひとつに
親しみや、愛着の念がすごくわいてきました
次回、百段雛まつり2024シリーズ最終回は
縁起の良いお細工物と柳川まりを組み合わせた
我がふるさと柳川の、桃の節句の風物詩「さげもん」を
掲載したいとおもいます
百段雛まつり2024~草丘の間② [目黒区]
百段雛まつり2024「草丘の間」の中央テーブルには
”日本の四季” をテーマにした創作人形と小さなお細工物が
春夏秋冬いっせいに展示されていました
「ホテル雅叙園東京 百段階段」目黒区下目黒1-8-1
百段雛まつり2024「千年雛めぐり」
盆と正月、桃の節句と端午の節句がいっぺんにやってきたら
こんなに賑やかでおめでたいかんじになるんですね
鯉のぼりの口から元気に飛び出す、わんぱく男児
てるてる坊主かとおもったら.....雨垂れの妖怪 ?
実りの秋の攻防戦、案山子VS害鳥獣たち
干してあるダイコンは、冬の保存食用でしょうか
そしてサンタ登場・・違和感ありつつも
今や日本の年中行事のひとつってことでナットク
一年の計は「寝正月」にあり
炬燵と、蜜柑と、ごめん寝するニャンコ
は~~~ぁ極楽
百段雛まつり2024~草丘の間① [目黒区]
百段雛まつり2024「草丘の間」に展示されているのは
茨城県 ”うしくのひなまつり” です
「ホテル雅叙園東京 百段階段」目黒区下目黒1-8-1
百段雛まつり2024「千年雛めぐり」
ひとつひとつのモチーフに、願いを込めながら
家族や親戚の人たちがひと針ひと針縫いあげ
初節旬のお祝いとして贈る「つるし飾り」をはじめ
ちりめん素材等の
小さくて可愛いお細工物が
部屋いっぱいに飾られていてとても賑やかでした
小さな打掛け、おひなさま柄の羽子板
貝合わせをする少女たち、犬筥
精巧で伝統的な
工芸品としてのおひな飾りもスバラシイけれど
あたたかさがじんわり沁みてくる、自家製おひな飾りもステキです
日本むかしばなしの展示コーナーでは、傘地蔵が気に入りましたが
逆光で.....
お地蔵さんのおカオが、トレードマークの傘の影になって
表情がわかりづらかったのはちょっとザンネンでした
百段雛まつり2024~星光の間 [目黒区]
百段階段のおひなまつり2024
「星光の間」の展示テーマは ”極小雛飾り” です
「ホテル雅叙園東京 百段階段」目黒区下目黒1-8-1
百段雛まつり2024「千年雛めぐり」
江戸時代にたびたび発令された「奢侈(贅沢)禁止令」で
八寸(約24cm)以上の雛人形が禁止され
芥子粒のように小さいという意味の
極小の雛人形「芥子雛」が流行しました
蝶々の形をしている水晶玉の台座も
ミニチュアながら、とても煌びやかです
本物そのものの素材で本物を限界まで縮めた
小物細工の華麗な世界は
窮屈な規制のなかで、知恵を絞り
工夫を凝らしワザを磨いて大きく花開いていったんですね
「段飾りの豆雛とくす玉」
「筥犬と貝桶」
「雛のごちそうと食器」
「豆市松人形」
極小のお雛飾りは、省スペースで
数多くの展示品を鑑賞できるのは楽しかったけど
小さすぎて、眼の焦点を合わせるのに
けっこう苦労して疲れました ★
百段雛まつり2024~十畝の間 [目黒区]
江戸風のおひなさまが、袂を膝元におさめ
袖の中に手を隠した姿であるのに対して
京阪風のおひなさまは、袖から両手をのぞかせ
檜扇を広げた姿で座っているのが特徴なのだそうです
「ホテル雅叙園東京 百段階段」目黒区下目黒1-8-1
百段雛まつり2024「千年雛めぐり」
百段階段を上りはじめて
いちばん最初にたどり着く「十畝の間」には
おひなさまの地域ごとの特色や歴史のほか
これまでの「百段ひなまつり」企画展の歩みをふりかえる
回顧的な展示がされていました
「立雛」
西陣正絹「寿々㐂雛」/東玉工房
「吉やの雛人形」
「人形の東玉」
展示品のなかに清少納言の百人一首の絵札があったので
近くでよく見ようと屈みこんだら
イグサのなつかしい、いい香りがぷーんと漂ってきて
百人一首をまじめに暗記して大会に臨んだ
中学時代のひと夏が、一瞬にして蘇りました
「雛の飾り菓子」山形・酒田/小松屋
江戸風と京阪風おひなさまの違いも興味深かったけど
この十畝の間で一番印象に残ったのは
実は...おひなさまの陰に隠れて暗がりにひっそり展示してあった飾り皿の
ぽってりとした赤富士でした
ねこたちの雛まつり② [目黒区]
自由きままなニャンコたちが、思い思いのポーズで
石段に集結してる奇跡のニャン☆ショット
「猫雛壇」立体造形/細山田匡宏
目黒雅叙園、百段階段「千年雛めぐり」の特別企画
「ねこたちの雛まつり」では、10名の造形作家たちによる
個性豊かな雛ニャンコ飾り10作品が展示されていました
「猫雛御膳飾り」粘土造形/すみや
「猫雛」立体造形/櫻井魔己子
「春日」陶芸/柳岡未来
キラキラアイメイクと、衣装がまばゆい
ギャル女雛ニャンコに見惚れる
ギャル男雛ニャンコが、デレデレしっぱなしです
筆タッチの線の強弱がとてもユニークな
衣装に描かれたニャンコたちも
自由きままな思い思いのポーズをしていて
見ててちっとも飽きませんでした
「稲田敦のひニャ~祭り!!」アート刺繍・はんこ・イラスト・人形
百段雛まつり2024「千年雛めぐり」2024.1.20~3.10
「ホテル雅叙園東京」目黒区下目黒1-8-1
百段階段「清方の間」
ねこたちの雛まつり① [目黒区]
ニャンコたちの自由すぎる "お雛まつり" が、超たのしい
目黒雅叙園、百段階段「千年雛めぐり」の特別企画
「ねこたちの雛まつり」へ行ってきました
「楽し♡うれしや♡雛の饗宴」創作人形/石渡いくよ
笑いころげながら囲碁を打つ、三人官女と五人囃子
お酒を吞んですっかりできあがっちゃった、三人仕丁と右大臣
おんぶされた子ニャンコもご機嫌、子もち・三人官女
雛の饗宴を盛り上げる、七楽人の火焔だいこや琵琶の演奏に
熊手を持つ三人仕丁もおもわずノリノリ .....♪
ニャンコたちの幸せそ~な
満面の笑みを見てたら
つられてこちらまで自然とニヤケてしまいました
「千年雛めぐり~平安から現代へ受け継ぐ想い~」
2024.1.20~3.10
次回は、千年雛めぐりの特別企画
「ねこたちの雛まつり」パート2です
百段雛まつり2024~目黒雅叙園 [目黒区]
目黒雅叙園、百段段階の早春企画
「千年雛めぐり~平安から現代へ受け継ぐ想い~」展
2024.1.20~3.10へ行ってきました
「ホテル雅叙園東京」目黒区下目黒1-8-1
百段階段でもっとも絢爛豪華な「漁礁の間」の
人口(雛)密度が、なんだか...スゴイことになっています
「座敷雛」/福岡・飯塚
竜宮城のように雅な「漁樵の間」が、雅な平安絵巻を表現した
「座敷雛」で埋め尽くされていてなかなかに圧巻です
こちらのおひなさまは、NHK大河ドラマ「光る君へ」で
「五節の舞」を披露した吉高由里子そっくり
こちらは源氏物語「車争い」の場面の、光源氏でしょうか
筑豊の炭鉱王・伊藤伝右衛門の旧邸では
毎年おひなまつりの時期に部屋いっぱい座敷雛が飾られるそうです
伊藤伝右衛門といえば、NHK朝ドラ「花子とアン」で
吉高由里子の腹心の友
仲間由紀恵(白蓮)の結婚相手でしたっけ
「静水の間」には、琵琶湖の精霊をイメージした
「清湖雛物語」が展示してありました
「清湖雛物語」東之湖(とうこ)
装束のシンプルな色合いと生地のおかげか
精霊っぽい神秘的な雰囲気と、湖の清々しさが感じられます
百段階段のおひなまつりには、はじめて訪れましたが
想像以上の盛況ぶりにビックリしました
おひなさまへ対する女子たちの熱量、侮れません
次回は、千年雛めぐりの特別企画
「ねこたちの雛まつり」を掲載します
オリ博~古代の遺物えり好み編 [豊島区]
「古代オリエント博物館」シリーズ最終回は
歴史的な価値とか....よくわからないので
気になった展示品を幾つかピックアップして並べてみようとおもいます
「古代オリエント博物館」豊島区東池袋3-1-4 サンシャインシティ文化会館7階
オリ博バーチャルミュージアムはコチラから
「彩文土器片」シリア/前5900~5200年
”メソポタミア北部一帯に広がったハラフ様式の土器片。
デザイン化された牛の頭部や植物文様、直線やジグザグ、
格子、点を組み合わせた幾何学文など繊細な彩色文様が特徴である。”
「魚文壺」バローチスターン地方/前3500~3000年
”乾燥地帯であるバローチスターンならではの、水=豊かさを
象徴する、魚の文様が印象的な多色彩文土器。
魚のヒレの赤色などの部分は焼成後に塗られたもの。”
「グリフィン文円筒形壺」バローチスターン地方/前3500~3000年
”獣の身体に鳥の頭や翼を持つ空想上の怪物が描かれている。
のちの時代の芸術作品に登場する怪物グリフィンに通じるもの
だとすれば、この資料はその最古の例となる。”
「動物文壺」バローチスターン地方/前3000~2600年
”インダス文明が成立する直前と同時代の、ファイズ・ムハンマド式と呼ばれる
型式の彩文土器。ガゼルのような動物が、向かい合って描かれている。”
「豹・ヤギ文壺」バローチスターン地方/前2200~2000年
”クッリ式彩文土器。中央の文様帯にはヒョウのようなネコ科動物と
樹木が描かれ、その上下には大きな角を持つヤギが連続して描かれている。
当時の世界観などを表しているのだろうか?”
「眼の偶像」北メソポタミア/前3600年頃
”眼を表現した板状の偶像は、シリアのテル・ブラク遺跡神殿址から
数多く出土している。神殿への参詣者が家内安全・無病息災などを
祈念して奉納した品と考えられる。”
「角杯を持つ立像」シリア/前3000~2000年
”左手に持っているのは角杯と言われている。
大きな丸い眼と首元の装飾を持つこの像は、ユーフラテス川中流域の
セレンカヒヤから多数類例が確認されている。”
「銅製牛車」トルコ/前2300年頃
”2~4頭立てのロバや牛が牽く車両は前3500年頃に
コーカサスに出現し、古代オリエントに広がった。
本品のような小さな模型を死者とともに墓に副葬する風習も古い。”
「バアル神像」シリア/前1500年
”ウガリトの主神バアルは、東地中海地域一帯の豊穣の神で
あった。後にエジプトでも崇拝されるようになり、
王の威厳を象徴するエピセット(形容辞)に用いられた。”
「ファイアンス馬形飾り板」イラン北西部/前700年
”抽象化された馬形で、表面の青釉は風化して元の色が失われている。
4個の孔で何かに留めていたと思われる。”
「石製建築装飾」ガンダーラ/後2~4世紀
”とぐろを巻く尾を持つ生き物は、川や海にすむ怪獣で、
象のような鼻を持ち、動物の足を持つ。
三角形の建築部材は仏塔の階段の側面などに使われた。”
「千花文ガラス製杯」東地中海沿岸/前1~後1世紀
”花模様の小さなガラス切片を、合わせ型の下一面に並べ
上の型でふたをして窯で熱する。花模様の切片が1枚につながり、器となる。
ミレフィオリ(千の花)と呼ばれる技法である。”
バーボン・ウイスキー「メーカーズマーク」の
赤い封蝋のルーツが、こんなところにありました ☆
「封泥とスタンプ印章」メソポタミア/前6000~4000年
紐の結び目を柔らかい粘土でおおって印章を押して乾かすと
封泥は固くなって壊さないと開けられなくなります
古代メソポタミアの紀元前セキュリティアイテム、なかなかオシャレです
もし写真撮影が禁止のままだったら
たぶん、訪れることはなかった「古代オリエント博物館」
写真撮影が可能になったおかげで
いしにえのはるか遠い地の遺物とほんのちょっとだけお近づきになれて
ほんのちょっとだけ興味がわいてきました
池袋へ買物に行くとき、そのうちまた寄ってみようとおもいます
オリ博~古代エジプトエリア [豊島区]
今回は、古代オリエント博物館のなかでも
棺やマスクや副葬品のアレコレが、なんか怖い
「古代エジプト」エリアを観ていきたいとおもいます ☆
「古代オリエント博物館」豊島区東池袋3-1-4 サンシャインシティ文化会館7階
「ツタンカーメンのミイラ(複製)」エジプト考古学博物館 蔵
”3Dデータから作成したレプリカ。ツタンカーメンの死をめぐっては
近年の研究において複数の原因が発表された。”
「プセムテクのウシェブティ」前7~前4世紀
”あの世で死者に代わってこの人形を働かせるための呪文(死者の書
第6章)が、ヒエログリフ(神聖文字)で、下半身に刻まれている。
手には農具を持ち、左肩にはカゴが下げられている。”
”ミイラ制作時に、死者の内臓(胃、肺、腸、肝臓)を納めたカノポス壺を収納するのが
カノポス箱。各臓器の守り神「ホルスの四人の息子たち」が描かれている。”
「カノボス箱断片」前332~後395年
「人形棺蓋断片」前4~前1世紀
”木製人形棺の蓋の顔部分、耳に金彩が残っている。
顔部分の大きさに基づいて推察される棺全体の大きさから
外棺の可能性もある。”
「ミイラマスク」前1~後4世紀
”ミイラの頭部に被せ、頭部を保護した。顔には金箔が施され
眉や目にはガラスがはめ込まれている。”
「マスク型ミイラおおい」前7世紀以降
”古代エジプトでは第21王朝時代以降、ビーズ製のミイラおおいが
作られるようになった。本品はファイアンス製ビーズだが
その他に石や金属でも作られていたようである。”
「護符」は、象ったものの呪力にあやかって
悪運や災害から所有者をまもる宗教的に重要な工芸品です
「護符(ハエ)」前3500年以降
”ハエの護符は統一王朝成立以前から作られており、
エジプト人にとって身近でしつこく飛び回る
ハエの生殖力や繁殖力にあやかる気持ちがあったとする説もある。”
”新王国時代には、武勲をたてた者に「黄金のハエの勲章」
が授けられた。しつこくまとわりつく様子に、
敵に対して粘り強く対峙する姿を重ねたとする説がある。”
・・だとしても
ハエの形をしたものを身につけたり
自分のお墓に入れられたりするのはやっぱり....ちょっとイヤかも
最後は、ホンモノの紀元前のミイラです
「ナマズのミイラ」前4~前1世紀
”亜麻布が巻かれたナマズのミイラ、頭部からは顔がのぞいており
反対側には尾の一部も確認できる。”
カシャッというシャッター音だけが
たまに大きく鳴り響く、とても静かな館内で
視界にはだれもいないのに、だれかいる気配がして...
展示品に古代から宿る深~い念のせいなのかなと
ぶるるんっと身震いしてしまいました
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