百段雛まつり2024~星光の間 [目黒区]
百段階段のおひなまつり2024
「星光の間」の展示テーマは ”極小雛飾り” です
「ホテル雅叙園東京 百段階段」目黒区下目黒1-8-1
百段雛まつり2024「千年雛めぐり」
江戸時代にたびたび発令された「奢侈(贅沢)禁止令」で
八寸(約24cm)以上の雛人形が禁止され
芥子粒のように小さいという意味の
極小の雛人形「芥子雛」が流行しました
蝶々の形をしている水晶玉の台座も
ミニチュアながら、とても煌びやかです
本物そのものの素材で本物を限界まで縮めた
小物細工の華麗な世界は
窮屈な規制のなかで、知恵を絞り
工夫を凝らしワザを磨いて大きく花開いていったんですね
「段飾りの豆雛とくす玉」
「筥犬と貝桶」
「雛のごちそうと食器」
「豆市松人形」
極小のお雛飾りは、省スペースで
数多くの展示品を鑑賞できるのは楽しかったけど
小さすぎて、眼の焦点を合わせるのに
けっこう苦労して疲れました ★
百段雛まつり2024~十畝の間 [目黒区]
江戸風のおひなさまが、袂を膝元におさめ
袖の中に手を隠した姿であるのに対して
京阪風のおひなさまは、袖から両手をのぞかせ
檜扇を広げた姿で座っているのが特徴なのだそうです
「ホテル雅叙園東京 百段階段」目黒区下目黒1-8-1
百段雛まつり2024「千年雛めぐり」
百段階段を上りはじめて
いちばん最初にたどり着く「十畝の間」には
おひなさまの地域ごとの特色や歴史のほか
これまでの「百段ひなまつり」企画展の歩みをふりかえる
回顧的な展示がされていました
「立雛」
西陣正絹「寿々㐂雛」/東玉工房
「吉やの雛人形」
「人形の東玉」
展示品のなかに清少納言の百人一首の絵札があったので
近くでよく見ようと屈みこんだら
イグサのなつかしい、いい香りがぷーんと漂ってきて
百人一首をまじめに暗記して大会に臨んだ
中学時代のひと夏が、一瞬にして蘇りました
「雛の飾り菓子」山形・酒田/小松屋
江戸風と京阪風おひなさまの違いも興味深かったけど
この十畝の間で一番印象に残ったのは
実は...おひなさまの陰に隠れて暗がりにひっそり展示してあった飾り皿の
ぽってりとした赤富士でした
ねこたちの雛まつり② [目黒区]
自由きままなニャンコたちが、思い思いのポーズで
石段に集結してる奇跡のニャン☆ショット
「猫雛壇」立体造形/細山田匡宏
目黒雅叙園、百段階段「千年雛めぐり」の特別企画
「ねこたちの雛まつり」では、10名の造形作家たちによる
個性豊かな雛ニャンコ飾り10作品が展示されていました
「猫雛御膳飾り」粘土造形/すみや
「猫雛」立体造形/櫻井魔己子
「春日」陶芸/柳岡未来
キラキラアイメイクと、衣装がまばゆい
ギャル女雛ニャンコに見惚れる
ギャル男雛ニャンコが、デレデレしっぱなしです
筆タッチの線の強弱がとてもユニークな
衣装に描かれたニャンコたちも
自由きままな思い思いのポーズをしていて
見ててちっとも飽きませんでした
「稲田敦のひニャ~祭り!!」アート刺繍・はんこ・イラスト・人形
百段雛まつり2024「千年雛めぐり」2024.1.20~3.10
「ホテル雅叙園東京」目黒区下目黒1-8-1
百段階段「清方の間」
ねこたちの雛まつり① [目黒区]
ニャンコたちの自由すぎる "お雛まつり" が、超たのしい
目黒雅叙園、百段階段「千年雛めぐり」の特別企画
「ねこたちの雛まつり」へ行ってきました
「楽し♡うれしや♡雛の饗宴」創作人形/石渡いくよ
笑いころげながら囲碁を打つ、三人官女と五人囃子
お酒を吞んですっかりできあがっちゃった、三人仕丁と右大臣
おんぶされた子ニャンコもご機嫌、子もち・三人官女
雛の饗宴を盛り上げる、七楽人の火焔だいこや琵琶の演奏に
熊手を持つ三人仕丁もおもわずノリノリ .....♪
ニャンコたちの幸せそ~な
満面の笑みを見てたら
つられてこちらまで自然とニヤケてしまいました
「千年雛めぐり~平安から現代へ受け継ぐ想い~」
2024.1.20~3.10
次回は、千年雛めぐりの特別企画
「ねこたちの雛まつり」パート2です
百段雛まつり2024~目黒雅叙園 [目黒区]
目黒雅叙園、百段段階の早春企画
「千年雛めぐり~平安から現代へ受け継ぐ想い~」展
2024.1.20~3.10へ行ってきました
「ホテル雅叙園東京」目黒区下目黒1-8-1
百段階段でもっとも絢爛豪華な「漁礁の間」の
人口(雛)密度が、なんだか...スゴイことになっています
「座敷雛」/福岡・飯塚
竜宮城のように雅な「漁樵の間」が、雅な平安絵巻を表現した
「座敷雛」で埋め尽くされていてなかなかに圧巻です
こちらのおひなさまは、NHK大河ドラマ「光る君へ」で
「五節の舞」を披露した吉高由里子そっくり
こちらは源氏物語「車争い」の場面の、光源氏でしょうか
筑豊の炭鉱王・伊藤伝右衛門の旧邸では
毎年おひなまつりの時期に部屋いっぱい座敷雛が飾られるそうです
伊藤伝右衛門といえば、NHK朝ドラ「花子とアン」で
吉高由里子の腹心の友
仲間由紀恵(白蓮)の結婚相手でしたっけ
「静水の間」には、琵琶湖の精霊をイメージした
「清湖雛物語」が展示してありました
「清湖雛物語」東之湖(とうこ)
装束のシンプルな色合いと生地のおかげか
精霊っぽい神秘的な雰囲気と、湖の清々しさが感じられます
百段階段のおひなまつりには、はじめて訪れましたが
想像以上の盛況ぶりにビックリしました
おひなさまへ対する女子たちの熱量、侮れません
次回は、千年雛めぐりの特別企画
「ねこたちの雛まつり」を掲載します