柴又帝釈天の大客殿と邃溪園 [葛飾区]
彫刻ギャラリーを後にして、本堂奥の渡り廊下を進んでいくと
池泉式庭園「邃渓(すいけい)園」をのぞむ
1929年建立「大客殿」があります
信徒の接待所として設計された大客殿は
総ヒノキ造りの平屋建て
座敷4室が一列に並んだ間取りで
庭園に面した長い廊下と広い縁側が特徴的です
樹齢1,500年の大南天の床柱
帝釈天 "板本尊" の写し
大客殿の長い廊下を
そのまま突き抜けて外へ出ると
庭園をぐるりとひとまわりできる
屋根付きの回廊があって
回廊を伝っていろんな角度から庭園を楽しめる
ちょっとしたアトラクションみたいで、ワクワクしました
「柴又帝釈天(題経寺) 邃渓園」葛飾区柴又7-10-3
彫刻ギャラリー&邃渓園の拝観料は400円
観光地価格としては良心的なうえ
土曜日(昨年末)のわりに、意外と人が少なく
自分のペースでのびのびと見学することができました
こちらは ”祈願によって帝釈天が出現し
ご神水が湧き出る様子” という、奉納絵馬に描かれた帝釈天です
なんだか、ひょうきん族のタケちゃんマンとブラックデビルを足して2で割ったような...
日本一の イケメン(仏像)とも呼ばれる帝釈天のはずなのに
だいぶ、イメージ違ってました
柴又帝釈天の彫刻ギャラリー [葛飾区]
フーテンの寅さんゆかりの「柴又帝釈天」が
"彫刻の寺" と呼ばれるアートスポットだったなんて
ちょっと意外でした ☆
「柴又帝釈天 彫刻ギャラリー」葛飾区柴又7-10-3 帝釈天題経寺
なかでも、帝釈堂内陣外側の
法華経説話を題材にした胴羽目彫刻10枚は
文化財として高い価値があるそうです
「塔供養図 序品」/金子光清
「三車火宅の図 譬喩(比喩)品」/木嶋江運
「一雨等潤の図 薬草喩品」/石川信光
「法師修行の図 普賢菩薩勧発品」/横山光一
「多宝塔出現の図 見宝塔品」/石川銀次朗
「千載給仕の図 提婆達多品」/加府藤正一
「竜女成仏の図 提婆達多品」/山本一芳
「病即消滅の図 薬王菩薩本事品」/今関光次
「常不軽菩薩受難の図及び 法華経功徳の図」/小林直光
「法師守護の図」/加藤寅之助
畳一畳ほどの欅一枚板に彫られた10作品は
複数の彫刻師の手によるものなのに
どの作品の
どこを切り取っても遜色なく、安定のプロの技を感じました ☆
こちらは
窓飾り彫刻にぶら下がってた注意書きです
ありがたいほどの出来栄えにおもわず金銭を供えてみたり
みごとな立体感の ”深さ” を確認したくておもわず指を入れてみたり
そんな衝動に駆られる人が、きっと
いらっしゃっるんでしょうね
さて、今年の年賀状は
帝釈堂周壁の龍の彫刻をモチーフに
パワポでつくって送りました (年々手抜きになってます)
2024秋に控えた大幅な郵便料金値上げをキッカケに
年賀状は今回で最後にしますと
よっぽど一筆添えようかとおもいましたが
悩みに悩んで...とりあえずいったん見送ることにしました
柴又の「昭和レトロ喫茶セピア」 [葛飾区]
昭和40~50年代の可愛いモノであふれている
フーテンの寅さんの町、葛飾柴又にある
昭和レトロな喫茶店「セピア」へ行ってきました ☆
「昭和レトロ喫茶セピア」葛飾区柴又7-4-11
むかし、うちの実家にもこれと同じようなこけし(?)たちが
ガラス引き戸の棚いっぱいにあった気がします
このイチゴの手作りバッグ、ちょう懐かしい!
途中で飽きてほったらかしてたら
いつの間にか親が完成させてくれてました
これとまったく同じデザインのマグカップ、中学生くらいのとき持ってました!
内藤ルネさんのイラスト、すごく気に入ってたのに
やっぱり最後は割っちゃったのかな ...記憶にないけど
吉田拓郎やチューリップ、荒井由実など
店内に流れる昭和の懐かしい曲と、モノに囲まれているうち
ここがどこで、いつなのか
さっぱりわからなくなってしまいました...
なかよし派で「キャンディ・キャンディ」の大ファンだったという
一緒に行った友だちから (ちなみにわたしは、断然りぼん派)
「キャンディ・キャンディ」の物語の舞台や登場人物
あらすじなどの説明をひととおり聞いてたら
注文していた「沖縄そば」が来ました
「沖縄そば」950円
本当はたくさん種類があるクリームソーダとか頼んだほうが
映えたのかもしれないけど、寒いのでパス ★
2階の「キャンディ・キャンディ博物館」には
女装愛好家キャンディ・ミルキィさんが私財を投じて集めた
キャンディ・キャンディグッズが多数展示してあるそうなのですが
肝心の友だちが乗り気じゃなかったので、こちらもパス ★★
帰り際「よかったら同窓会でまた使ってね」と
可愛いお店のチラシと、ラムネをひとつずつ頂きました
確かに、学生時代の友だちが上京してきたとき
このお店へ連れてきたら楽しそう
ラムネひとつで
ぐっと気持ちを掴まれました
最近ちょっと疲れやすいので
年内のブログ更新は、これでおしまいにします
また年明け、よろしくお願いいたします