風鈴のれん☆ストリート [港区]
今年で10周年をむかえた、もと防衛庁跡地
「東京ミッドタウン」で
夏のあいだ展示されていた「風鈴のれんストリート」の写真です ☆
「小樽ガラス風鈴」北海道
「南部鉄器風鈴」岩手県
「備前風鈴」岡山県
「有田焼風鈴」佐賀県
「江戸風鈴」東京都
「紀州備長炭風鈴」和歌山県
「青銅風鈴」富山県
「KAKURA陶器風鈴」大阪府
「サヌカイト風鈴」香川県
ニッポン列島、北から南まで
全国各地から選抜された「風鈴」が、誰かがのれんをくぐるたびに揺れて
風の通らない閉め切った、こんなビルの中では
風鈴はのれんとペアを組んで
ちりちりチリンと
各々自慢の音色を涼やかに披露していました ・・☆
「東京ミッドタウン」港区赤坂9-7-1
クラゲとゲゲゲの妖怪トンネル [墨田区]
全長約50mのスロープの壁と天井に約5,000枚の鏡を貼り付けた
すみだ水族館の「クラゲ万華鏡トンネル」に
水木しげるの”水”にまつわる妖怪たちが登場しました☆
「水の妖怪トンネル 水木しげる×すみだ水族館 」2017.7.15~9.10
それでは、ゲゲゲとクラゲの初コラボ
水の妖怪トンネルを 「ゾ~~~~~ッと ススメ」 by ぬりかべ
①「河童火」
火が嫌いとされる河童が、火を貸してほしいと人間に接触する昔話。
奄美大島や沖縄で見られる河童の仲間は、盛んに火を灯すことで知られている。
②「河童」
相撲が大好きで、負けると勝つまで勝負をせがむ河童。
人間の想像上の内臓である尻子玉を抜いたり、馬を川に引きずりこむなど怖い一面も。
③「船玉様(ふなだまさま)」
船乗りたちが信仰する神で、漁船には必ず祀られている船玉様。
船玉様が音をたててお告げをすると、不吉か吉事のどちらかの前兆であるといわれている。
④「大蛸の足」
瀬戸内海に浮かぶ大三島の漁村に現れた大蛸。
十七歳の美しい娘「お浜」に求婚した後に、彼女を海へと連れ去ったという。
⑤「海妖」
昔、一隻の貨物船に汽船とぶつかる幻を見せた海妖。
衝突することなく貨物船が走り抜けると、船のまわりに火の玉が浮かんだ。
⑥「化け鯨」
島根の隠岐島あたりで、奇怪な魚の群れとともに現れたという骨だけの鯨。
漁師がモリを当てても手応えがなかったことから、巨大な化け鯨として噂は広まった。
⑦「ほいほい火」
ホイホイと二、三回呼びかけるとシャンシャンという音とともに出現。
一説に奈良にあった十市城主の怨霊だと考えられている。
ほいほい火は見た人に祟るといわれている。
⑧「海月の火の玉」
現在の石川県加賀市で、夜中にある侍が歩いていると
生温かい風が吹き火の玉が揺れながら飛んできた。
斬り捨てるとふたつに割れて松脂のようにネバネバと侍の顔にはりついたという。
涼しい水族館で
ぷかぷかと水に漂うクラゲと
水にカンケイする妖怪たちを見たあとは
館内にあるペンギンカフェでパフェを食べて、心も身体もさらにヒンヤリ
1日限定20食、目玉おやじの「目玉パフェ」☆
ニッポンの夏は、妖怪たちと出会う夏
暗く長くつづく水の妖怪トンネルの”果て”で
くれぐれも出口を間違えぬよう
妖怪たちに袖をひかれ、異界へ導かれないよう。。★
「すみだ水族館」墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン ソラマチ5~6F
百花繚乱×百灯眩乱 [目黒区]
かんざし作家 榮
”あかりを落とした文化財を灯す、日本の色彩、日本の意匠”
和のあかり×百段階段2017 展
照明作家 弦間康仁
全時間帯写真撮影可能な、おかげで
日本各地から集結した「祭り」「アート」「職人」など
様々なジャンルの作品を ぐっと身近に引きよせ感じることができました
造形作家 川村忠晴
日本ステンドグラス作家協会
あかりマイスター 照明塾塾長 橋田裕司
笛を吹くその男が心に映し出す美しい風景には、目新しい異国の文化や音楽も必要ありません。
自然の移ろいを愛する男に「月に叢雲 花に風」は皮肉な例えだが、
求めるものは自分の思う通りにいかないものです。 「笛吹電影樂團」/上出長右衞門窯 上出惠悟
「無方の空に…」/美術家 中里繪魯洲
石巻こけし×未完の美~百段階段 [目黒区]
すーすー スヤスヤ・・ZzzZzzグーすかピー・・・・・・・グガッ !
ぐーーーーーぅZzzZzz・・・・・すかっ ピーピー
目黒雅叙園あらためホテル雅叙園東京で催された
「和のあかり×百段階段2017」
今年の百段階段は
毎段、階段のすみにひとつひとつ違う
いろいろな「石巻こけし」が置かれていました☆
「石巻こけし」/林貴俊
なかでも特に女子に
キャーキャーいわれて人気モノだったのが
お布団かけてもらって、すやすや寝ているこけしさん
消火栓のうえのスケルトン系にも注目が集まっていました
よく見るとこのこけしさん、ネコの集合体で・・このスカルはまぎれもなく
歌川国芳へのオマージュ
「国芳もやう正札附現金男 野晒悟助」/歌川国芳
ところで「百段階段」は、どうして99段?
その疑問に答える案内板があって
とても興味深かったので書き出しておきます
昔から日本では数の多いものを「百」や「千」という言葉で表現しました。
この階段も永遠に続くような長い階段ですので、通称「百段階段」と呼ばれています。
あと1段足さずに、99段でとめているのには諸説ありますが、
一言でいうと「縁起担ぎ」の為といわれています。
①「奇数は陽数。縁起の良い数だから。」説
昔から、奇数は縁起の良い数とされています。例えば日本の五節句、1月7日「人日の節句」
3月3日「桃の節句」5月5日「端午の節句」7月7日「七夕」9月9日「重陽の節句」
他にも「七五三」「三々九度」「三人官女」に「五人囃子」「ひな壇の段数」も5段7段・・など
その縁起の良い奇数の中でこれ以上ない大きな数字を2つ重ねて99段とした説。
②「未完の美学。完璧な数字より、発展性のある数字に。」説
「月は満ちると欠ける」と歌でも詠まれている様に、完璧な状態は長く続かないという考えから
あえてひとつ数字をひいたという説です。100という完璧な数字(整った数字)から
1を引いて、まだ良くなる余地を残した99段にしました。
日本の家屋には人目につかない場所にあえて未完の場所を作るという縁担ぎもあったそうです。