化石のおさかな水族館 [千代田区]
城西大学、紀尾井町キャンパスにある
白亜紀や古生代の
おさかな系中心の化石が展示されているギャラリーへ行って来ました
「城西大学水田記念博物館大石化石ギャラリー」千代田区平河町2-3-20
学校法人城西大学東京紀尾井町キャンパス3号棟
「ヴィンクティフェル」
分類:アミアに近い仲間(絶滅種)
時代:白亜紀前期
産地:ブラジル アラリぺ
「イタスクス」
分類:ワニの仲間(絶滅種)
時代:白亜紀前期
産地:ブラジル アラリペ
イタスクスは、世界で2点だけ存在が確認されている貴重な化石なのだそうで
こちらのギャラリーのウリっぽかったです
「ソルビニクティス」
分類:エルリムイクチス目 パラクルペア科
時代:中生代 後期白亜紀
産地:レバノン北部 ナモーラ
「キクロバティス」
分類:ガンギエイ目 キクロバティス科
時代:中生代 後期白亜紀
産地:レバノン北部 ハケル
「パリヌリナ」
分類:十脚目 イセエビ科
時代:ジュラ紀前期
産地:ドイツ ゾルンフォーフェン
保存状態のいい骨やヒレなど
おさかな系の化石ばっかり見てたら、なんとなく
海老せんべいとかパリパリした乾きもの系おつまみが食べたくなってきました ★
「べラントセア」
分類:ペタロダス目 べラントセア科
時代:古生代 石炭紀前期
産地:アメリカ合衆国 ベアーガルチ
絶滅した奇妙な軟骨魚、べラントセア
現存する軟骨魚はサメやエイなどに限られているが、今から3億年以上前の
古生代には多種多様な軟骨魚が棲息していたがその大部分は絶滅した。
その中でべラントセアは約3億5千万年頃に棲息した奇妙な形をした小型の軟骨魚で
その形態からみて、水中をゆらゆら遊泳して餌を探していたと思われ
鋭い白い歯を持っている。
この展示標本は世界的にも稀なほぼ完璧なべラントセアの全容を示すものである。
「ヘリコプリオン」
分類:エウゲネオドゥス目 アガシゾドゥス科
時代;古生代 ペルム紀前期
産地:ロシアウラル山脈
ヘリコプリオンの謎
これは約3億年前から2億5千万年前の間に棲息していた体長数メートルに及ぶ
大型の軟骨魚類ヘリコプリオンのきわめて珍しい歯の化石である。
他の軟骨魚類と異なり本来脱落して生え変わる歯がそのまま残り、新しい歯がその側に生じ
何回も生え変わった歯が連なったまま、数十の鋭い歯が螺旋型に残って化石化されている。
中央部の小さい歯が幼児の時のもので、それが順時、年齢を経て、徐々に大きくなっている。
このような他に例を見ない螺旋型に連なった歯の集合体はどの部位にあったのであろうか。
軟骨魚類の全体化石がみつかることは稀であるため、このことは長い間、大きな謎であった。
しかし最近(2013年)CTスキャンを用いた解析の結果、ヘリコプリオンは
図のように下あごの中央部にあったことが明らかになった。
上のふたつの化石の展示は内容も興味ふかかったし
とぼけた味を出しながらもしっかり的を得たイラストがとても好きでした ☆
一般公開もしてくれてる大学の無料ギャラリー
人んちの学び舎という敷居の高さはあったけど
勇気をもって入ってみたら案外ウェルカムモード、貴重なもの見せていただきました