百段階段2023夏~異界の四季 [目黒区]
手塚治虫の代表傑作「火の鳥」を思い起こさせる鳳凰図は
素材の和紙を照らすあかりの懐かしさと
手描きのあたたかさがミリョクの ”七夕飾り”です
櫻井駿:七夕飾り作家
とぐろを巻いて、こっちを見ている龍の
見かけによらず人懐っこそうな笑顔も、なかなかに印象的でした ☆
和のあかり×百段階段2023
「草丘の間」~異界の四季~では
藤娘や紅葉狩りの鬼女など ”歌舞伎に観る四季” が
七夕飾りをぐるりと取り囲んでいて
なかでも、雪景色の水辺にたたずむ白無垢姿の鷺娘の
後ろ姿が哀しく、儚く美しかったです
松竹衣裳/歌舞伎座舞台
米川慶子:フラワーデザイナー
義経を恋い慕う静御前と、親を乞う子狐の哀愁を描く「義経千本桜」
高山しげこ:漉き紙の灯り
白き世界は狐の世界。
寂しく悲しいその思いを
知っているのは、月だけ。
「静水の間」~白き狐の世界~