薄暮のあかり×百段階段 [目黒区]
一日の活動を終えて、寝床をさがしていた蝶が
松明のあかりについ誘われて
蜘蛛の糸に捕えられてしまいました
不運な蝶に忍び寄る、不穏な影
「薄暮のあかり」百段階段~十畝の間
弦間康仁(照明作家)
・榮-sakae-(かんざし作家)
松明が、風が吹かれて
生まれた火の粉は
薄暮の空に舞い散って
思い思いに揺らめいています
宵の入口に咲く、四季のかんざし
春ー桜、夏ー蓮、秋ー金木犀、冬ー山茶花
温かくもあり、おどろおどろしくもある
薄暮のあかりたちを
床脇棚の天袋の隙間から
体育座りをした
ちっちゃい人たちが見つめていました
和のあかり×百段階段2022「光と影・百物語」
「ホテル雅叙園東京」目黒区下目黒1-8-1