買うと幸せになる自動販売機 [墨田区]
Tvの情報番組で見て、すごく気になった自動販売機
「買うと幸せになる自動販売機」墨田区京島3-64-7
売っているのはお水のペットボトルのようですが、ラベルがひとつづづ違ってます
300mlもある天然水 30円、300mlしかない天然水 300円
本当は売りたくない大事な天然水 35200円
飲まないと不幸になる天然水 30000円、飲むと幸せになる天然水 22000円
ブラピが飲んだ天然水 100000円 ☆
買うと幸せになる自動販売機を作りました。
いつも見ている自動販売機とは少し違う自動販売機です。
ここでしか買えない特別な ”限定品” を特別にお売りします!
この作品は同じ商品を並べ、1つ1つに違う名前をつけて、
名前に沿って違う値段をつけて販売をする。
というプロジェクトです。
表現次第で価値を変えられた商品を日常生活の中で見る事で、
クスっと笑えつつも、本質を覆い隠す事ができてしてしまうほどの言葉の力に、
知らないうちに翻弄されていたのではないかということを
ハッと気づくのではないのでしょうか。
コンセプトは、過度な広告表現の否定ということだけではなく、
周りに取り巻いているものを客観的に見つめる事で、
物事の本質的な価値を疑ってみる。
そして全ての選択は誰かに選ばされるものではなく
自分の決めるものなのだと、
根本的な人の考え方に訴えかけたいという思いで制作しました。
ぜひ、この作品に触れたことをきっかけに、人の行動や
選択のメカニズムについて考え、誰かと共有してみてください!
「買うと幸せになる自動販売機」/佐俣和木(さまたかずき)
すみだ向島EXPO2020 9.12~10.11
せっかくだから1本買ってみようと
無難に50円の「他のと同じ天然水」を選んでたら
「なんなの、これ?」と、自転車に乗った
地元のオジサンに声をかけられました
これは同じペットボトルの水に、違うラべルと値段をつけた
アート作品なんですって一所懸命説明したけど
イマイチ伝わらなくて.....
「どうして同じ水なのに値段がこんなに違うの?」
「宗教?」
「えっ!買っちゃったの?」
「・・50円だったら、まぁいいか」
「幸せになってね~!」
といってオジサンは
自転車で颯爽と去っていかれました
オジサンはわたしが「幸せになる」という言葉に惑わされて高いお水を買わされてないか心配で
わざわざ声をかけてくれたんだとおもいます☆