SSブログ

名工の明治~昭和~平成~次世代 [千代田区]

CIMG4996.JPG
CIMG4973.JPG

緑が美しい北の丸公園内に
赤煉瓦のゴシック風建物がひと際目をひく

明治43年に近衛師団司令部庁舎として建設された国の重要文化財

CIMG4619.JPG
              「東京国立近代美術館工芸館」千代田区北の丸公園1-1



館内には明治以降に制作された伝統技術を継承する
精巧な作品をはじめとする工芸品が収蔵・展示されています

CIMG4610.JPG




CIMG4556.JPG
           「鳩桜花図高浮彫花瓶」/初代宮川香山 明治4~15年 陶器




CIMG4267.JPG
CIMG4284.JPG
                「銀製置物 蓑亀之彫刻」/香川勝広 明治41年 銀・彫金
長寿の象徴として珍重される蓑亀と子亀を
銀鋳造で造形し彫金技法で写実的な表現を加えた作品
ロンドンで開催された日英博覧会に出品され金賞を受賞しました。




CIMG4285-2.jpg
         「彩金三ノ鼓並雲鶴紋打敷」/海野清 昭和4年 朧銀・彫金・象嵌




CIMG4592.JPG
                   「陶彫 印度象」/沼田一雅 昭和25~29年 陶器




CIMG4503.JPG
            「彩瓷柿文壺」/石黒宗麿 昭和34年 陶器
壺全体に掛けられた白い化粧土のうえに
赤茶と黒の二色の模様が自由闊達に走っています。
前衛的な抽象画のようにも見えますが
描かれているのは五段に張った縄に絶妙な配置で吊るされた柿の実
赤茶色の筆跡がにわかに美味しそうに見えてきます。




CIMG4531.JPG
            「紅地金襴手菊花文飾壺」/加藤土師萌 昭和36年 磁器





CIMG4506.JPGCIMG4510.JPG
                         「古鏡」/堀柳女 昭和38年 桐・木彫・木目込




CIMG4607.JPG
CIMG4604.JPG
         「色鍋島緑地更紗文八角大皿」十二代今泉今右衛門 昭和49年 磁器
今泉今右衛門家は代々鍋島藩の御用赤絵師を務め
明治期に入って藩窯が廃止された後も十代が新たに窯を築き
その高い技術を守り伝えてきました。
十二代は鍋島焼の再興を目指し従来の色鍋島の意匠にはなかった鍋島更紗を翻案し
新たな創作模様として取り入れました。




CIMG4525-1.JPG
               「燿彩鉢 創生」/三代徳田八十吉 平成3年 磁器
伝統の青手古九谷の四色(紫、藍、緑、黄)の釉薬を
同心円状にグラデーションをつけて施した作品。
浅く大きな鉢の見込み中央から外縁へと鮮やかに色が広がり
清廉な魅力を湛えています。




CIMG4543.JPG
「打込象嵌花器 新緑」/奥山峰石 平成13年 朧銀・赤銅・打込象嵌・鍛造




CIMG4541.JPG
CIMG4538.JPG
               「沈金飾箱 緑風」/鳥毛清 平成23年 漆・木・金・沈金





帰りに工芸館の近くの国立公文書館へ何気なく寄ったら

CIMG9152.JPG

公文書館で収蔵されている「平成の書」のクリアファイルが販売されました ☆
CIMG4630.JPG

これを掲げれば、あなたも小渕さんになれる! らしいです♪



nice!(39)  コメント(7) 
共通テーマ:地域
はっぱ.gif