さかさまのあかり×百段階段 [目黒区]
雅びやかな花鳥図にグルリと囲まれた「静水の間」では
さかさまの世界が映る、美しい水晶球を
三頭の馬たちが見つめていました
「和のあかり×百段階段2022」
2022.7.2~9.25 ホテル雅叙園東京
キャプションを読みながら
鑑賞すると
さらに作品のミリョクが増す気がします ☆
「さかさまのさかさま」/中里繪魯洲
芒の原を背景に馬頭を戴いた3本の樹が立つ
この地球上に野生の馬はいないと言われる
人間が意図的にその血に手を入れてきたから…
それゆえにか馬の目は漆黒の闇をみるように美しく哀しく微かに揺れる
それは蓮の葉の上に揺れ動く露の玉のようにして
ぷるぷるとさかさまに景色を吸い取る
不思議を畏怖することはない
恐れる感情はこころの中のみにある
時には樹と人間
馬と人間の立場をさかさまに置き換えてみることも
大切なのかもしれない…
闇はさかさまになるのだろうか…
光はさかさまになるのだろうか…
はたしてこころは…
2022-09-25 10:01
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コメント(6)
とても妖しく美しい馬でやすね!
異世界に飛び込んだかのようでやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2022-09-25 14:04)
こんにちは。
「静水の間」のさかさまの世界が映る水晶玉・・・
三頭の馬達が映り込み、面白いビジュアルで、ナイスなアングル・構図です!!
「さかさまのさかさま」リルケ?の詩の引用が書かれていて・・・
内部に入り込み外界を語る感じの問い掛けも大変良い組合せです。
人間的な馬の立体物、ザックリ感ありますが、繊細に丁寧に作られてますね。
内部に照明が入り?浮き上げる立体物・・・
天井に描かれた日本的な絵とも共鳴する感じです。
ところで、何となくですが・・・
エジプト関連の絵で見た事あるようなビジュアル・立体物です!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2022-09-25 14:39)
ぼんぼちさん、こんにちは
神秘的なお馬さんたちですね
預言者のようでもあり
西洋の騎士のようにも見えます♪
Boss365さん、こんにちは
水晶にさかさまに映る馬たちの姿が
うまくとれなくてけっこう苦労しました
キャプションを見ていただいてありがとうございます^^
全部がリルケの詩かとおもいきや
左半分は、作者自身の言葉だとおもいます
どことなくオリエンタルな雰囲気ありますね
百段階段の和の背景と交わると
とても不思議な感じがします♪
by はなだ雲 (2022-09-25 21:42)
こんばんは^^
不思議な空間と雰囲気ですね@@;
上下左右がわからなくなるような感覚を覚えました
by 獏 (2022-10-01 19:59)
雲ちゃん、こんばんは。
いやあ、ぼんぼちさんの仰るとおりだなあ。
てっぺんが馬のアタマになってる樹だなんて・・・
例えイマジネーションの世界の話だとしても、ぼくなんかが想像
できる領域をはるかに凌駕してる、本当に異次元の世界に感じます。
リルケさんは名前だけしか知りませんでしたが、こういう感じの
詩人だったんですね。勉強になりました。
ぼくは干支が「午」なので、馬は心情的に何かと身近な存在、
生来の友人でもあります。
そんな馬が織りなす妖しい世界って、かなり珍しい気がします。
一般的に従順なイメージを持つ馬が、ここではちょっとゾッとする
ような、何とも近寄りがたい存在に変貌しています。
普段がそうじゃないから一層不気味だよねえ、なんかすごく。
ではまた!
by song4u (2022-10-01 22:23)
獏さん、こんにちは
お馬さんの佇まいが洋風なので
大正時代の和のお部屋との組み合わせがとても面白く
不思議な空間だとわたしも思いました♪
song4uさん、こんにちは
想像できる範囲を軽く超えてちゃってますね^^
作品を見ただけでは
わたしなんか作者の意図がさっぱり理解できないので
キャプションがあって助かりました
今回引用したのは、キャプションの左半分の文章で
たぶんこれは作者の文章だと思います
キャプションの右半分がリルケの詩で
スペースが足りず載せることができませんでした
紛らわしくてスミマセン
リルケの詩がどんな感じかというと
私の生まれてきたみなもと、暗黒よ
私は炎よりもおまえを愛する、
炎は限られた一ところを
明るく照らしながら
世界を狭く区切ってしまう、
一歩外では何ものももはや炎のことを知らぬ。
だが暗黒はすべてを抱いている。
さまざまの物の形を炎を、けものたちを私を。
ああなんとそれは激しく掴むことだろう、
人間を、もろもろの力を…
それにふと私のかたわらで
一つの大きな力が動くかも知れないのだ。
私は夜を信じる。
うちの弟が丙午なのでsongさんのたぶん
一回り下になるとおもいます
人口少なく、進学でも就職でも得した年齢でした
by はなだ雲 (2022-10-02 08:58)