床大理石で眠るアンモナイト化石

今回の蔵出し写真は、中生代ジュラ紀（2億年～1.35億年前）の
アンモナイトが床大理石のなかで眠っている



皇居のお堀端でひときわ目をひく
古典主義様式オフィスビルの最高峰



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「明治生命館」千代田区丸の内2-1-1












古代ギリシャの神殿みたいな柱がささえている、この吹き抜けの大空間は



平日は、明治安田生命「丸の内お客様相談センター」として営業していて
土日のみ無料で一般公開されています　　　　※時節柄、現在は臨時休館中みたいです★





吹き抜けを取り囲むように、２階は回廊になっていて
立派なしつらえの応接室・執務室・会議室など見学することができます













大理石をふんだんに使った涼し気な建物
夏に訪れたらいい避暑になりそう



それにしても気になるのは床大理石のアンモナイト化石
いったい幾つあるんだろうと床の模様を穴があくほど眺めていたら




「自分は６つ見つけることが出来ました」
と警備員さんがさりげなく自慢げに話してくれました

コメント 8

壁や床にいろんな化石があるのは見たことがありますが
大きなアンモナイトは始めて見ました。
重文の明治生命館は流石に造りが実に美しいですね。
by 旅爺さん (2020-05-17 12:57) 

こんにちは。
「明治生命館」時々、車や歩きで横を通りますが、中に入った事がない空間です。
GHQに接収された建物ですね？また、構造設計が内藤多仲さん同郷のお偉い方です。
吹き抜けも凄いですが、中回廊？から眺める風景が素敵ですね。
お金・財力がある豪華な装飾です。
「アンモナイト化石」も大きく、老舗デパートの大理石とは質が違う感じです。
警備員さん（爆）警備していても楽しそうな空間です！？(=^･ｪ･^=)
by Boss365 (2020-05-17 13:13) 

はなだ雲さん，こんばんは♪
大理石に閉じ込められたアンモナイトって面白いよなぁ。
何気ない時に見つけると，宝を見つけたようなワクワクした気分になれる。
それにしても，壁や天井に柱のレリーフが素晴らしいなぁ～(*´ω｀)
暇な時に職場でアンモナイトがあるか探してみようっと。
by こじろう (2020-05-17 19:04) 

おー！すごい！重厚で装飾的な建物、あっしも行ってみたいでやす！
アンモナイト探し、面白そうでやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2020-05-17 20:55) 

これは探さなくてもいいくらいくっきりで
しかも大きなアンモナイトですね。
切り出すときもこの断面になるとわかって
切ってるのかな？
by 響 (2020-05-19 12:10) 

重厚ですね＾＾
化石を見ると自分が持たされている
時間の短さに哀しくなります。。。
by 獏 (2020-05-19 19:14) 

雲ちゃん、こんばんは。
率直に申し上げて、この記事、どうしてボツになったの？
ぼくには理由がまったく思い当たらない気がします。
と言うのもね、この記事周辺には知的好奇心をくすぐる諸々が
数多く潜在していて、極めて興味深いと感じるからです！

いやあ、それにしても色々な切り口が可能な、本当にいい記事。
この重要文化財、「明治生命館」という建物なんですね。
いつぞやの“三菱一号館”を大幅にスケールアップしたような内外観。
(2階部分に回廊が設置されている点など、類似性を感じますね)
終戦後、GHQに接収されて総本部になった超有名な“第一生命館”
にも決してヒケを取らない規模、堂々たる威容を感じます。

突然ですが、昭和初期に竣工した重要な建築物等について。
・明治生命館：1934年(昭和9年）※本記事
・日本生命館：1933年(昭和8年) ※現日本橋高島屋
・第一生命館：1938年(昭和13年) ※旧GHQ本部、現DNタワー21

こうやってリストアップすると、なかなか面白いですねえ。
①建築主は、有名な生命保険会社ばかり
②そういうネーミングが流行だったのか、名称も「～館」ばかり
　(明治時代の建物ですが、三菱一号館も同様ですね)
保険会社は集めた資金を有効活用するのが社是であり、社命でも
あるわけだから当然なんですが、とは言うものの、昭和初期から
既に不動産投資と言うか、都市開発と言うか、デベロッパー的な
役割も大いに担っていたんだなあ…と改めて認識しました。

さて、本記事に知的好奇心をくすぐられて、いつものように
検索しまくりでございました(笑)
お陰で、色々なことを知ることができました(雲ちゃんに感謝！)。
その内の印象的なものをいくつかご紹介しましょう。

1．大理石に閉じ込められたアンモナイト
　黄褐色や赤褐色のイタリア産の大理石中によくアンモナイトや
　オウムガイの化石が見られるそうです。
　イタリア産の大理石中に見られる理由として、アンモナイトが
　生きていた当時のアルプス山脈やその南側の地域は深い海に
　なっていて、そこに石灰質の泥がたまり、時折アンモナイトの
　遺骸が紛れ込んだためと考えられています。
　日本橋の高島屋本店の壁に使われている大理石にもアンモナイト
　の化石が多く見られます。
　(yahoo!知恵袋より引用)
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1325575093

2．日本橋高島屋(旧日本生命館)にも同様の大理石が存在
　驚いたことに！上の引用に日本橋高島屋(旧日本生命館)の名が
　登場しました。ビックリです!!
　このアンモナイトの件は、高島屋のHPでも紹介されていました。
https://www.takashimaya.co.jp/nihombashi/departmentstore/cultural_propertie/index.html
　※「店内に見られる数々の趣向」で、右矢印(＞)を2つぐらい
　　進んでみて下さい。本記事トップの写真のようなアンモナイト
　　に遭遇できます。

3．何と！前記事(トリトン)と繋がってた!!
　1989年、旧第一生命館は象徴的な外観部分だけを残して、
　現DNタワー21に建て替えられ、6階にあった「第一生命ホール」
　も取り壊されて現存していない。
　しかし2001年、晴海に誕生した未来都市トリトンスクエアに、
　歴史ある「第一生命ホール」の名を冠する音響空間が再び生まれ、
　新たな歴史を刻みはじめた。
http://www.dai-ichi-seimei-hall.jp/history/index.html

うわあ、せっかく優美な階段の写真が2枚もあるのに、
これ以上長々と書いたら、ひんしゅくモノだあ～！
というわけで、今日はこれにてドロン～(^^♪
by song4u (2020-05-23 21:43) 

旅爺さん、こんにちは
大理石って建築の素材としか思ってませんでしたが
歴史的に価値があったりもするんですネ
重文の明治生命館、一般公開されてて目の保養になります♪

Boss365さん、こんにちは
丸の内へは度々いらっしゃるんですか＾＾
内藤多仲さん調べました、山梨県ご出身なんですね
明治生命館は戦後GHQに接収されて
マッカーサーも演説したとか
明治生命館で働く警備員さんは
アンモナイトを探す特典ありです笑

こじろうさん、こんにちは
大理石のなかのアンモナイト
思ってもいない場所で偶然見つけたら
ものすごくうれしいでしょうね
こじろうさんの職場は大理石つくりですか
すごいですね♪

ぼんぼちさん、こんにちは
わたしも近くに行ったらまた立ち寄りたいです＾＾
アンモナイト探し、楽しかったです◎

響さん、こんにちは
アンモナイトの断面をうまく切り出すのって
たしかに難しそう
スキャンとかしてあらかじめ調べてから
ねらって切断してるのかな、すごい気になってきました！

獏さん、こんにちは
2億年から1.35億年前に地球にいた生物のことを思うと
人の一生は短いですね♪

song4uさん、こんにちは
なんでこの記事がボツになったのかわからないと
おっしゃってくださって、ありがとうございます♪
外出自粛で、何かいいことがあったとしたら
過去に撮った写真を見直す機会が出来たことかな
自粛がなかったらたぶんそのままずっと
お蔵入りだったでしょうから笑
なんで生命保険会社の建物ばっかり
こんなにリッパなんだろうと思ってましたが
そういうことだったんですね！
当然わかってるだろうということを
知らないことが多いので
丁寧に説明してくださって本当に助かります笑
いつも思うのですが
わたしのブログのコメント欄の
こんな辺鄙な場所で公開していただくだけでは
あまりにもったいない
もっとたくさんの人に見てもらいたい
すんばらしい文章です♪
教えていただいた日本橋高島屋のHPでアンモナイトの写真見て
明治生命館のアンモナイトと比べてみたくなりました
コロナ渦がおさまったら行きたい場所リストに
追加いたしました♪
前回の記事と今回の記事が「第一生命ホール」で
繋がっていたなんて笑＾＾
by はなだ雲 (2020-05-24 12:12)