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晩秋の大花~菊花壇展 [新宿御苑]

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新宿御苑、年に一度の晴れ舞台

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皇室ゆかりの伝統を受け継ぐ新宿御苑の「菊花壇展」へ
はじめて行ってきました


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                  「新宿御苑」新宿区内藤町11/菊花壇展:2017.11.1~15


”順路に沿ってご覧いただくと
もっとも美しく鑑賞できるようにデザインされています” ということなので

それぞれの菊花壇をキチンと順路とおり観てまわりたいとおもいます



「懸崖(けんがい)作り花壇」
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野菊が断崖の岩間から垂れ下がって咲いている姿を模して仕立てます。
御苑独自の青竹を用いた上家と鮮明な菊の花色との調和が
優雅でかつ野趣のある風情をかもしだします。




「伊勢菊、丁子菊、嵯峨菊花壇」
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伊勢菊と嵯峨菊は「箒作り」、丁子菊は「一六作り」に仕立てます。
地方色あふれる3種の古典菊を配色良く植えこみます。




「大作り花壇」
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一株から数百輪の花が咲くように仕立てる御苑独自の技法です。
花全体が同時に咲きかつ姿かたちがともにそろうなど高度な技術を必要とします。
絢爛豪華な美しさは新宿御苑の菊花壇の白眉です。




「江戸菊花壇」
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江戸菊は江戸時代に江戸(東京)で発達した古典菊です。
花が咲いてから花びらが様々に変化し色彩に富んでいるのが特徴で
「花の変化」を鑑賞する菊です。
新宿御苑の菊花壇のなかでは、もっとも古い歴史があります。




「一文字菊・管物菊花壇」
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大輪咲きの一文字菊と管物菊を新宿御苑独自の「手綱植え」の技法に仕立てます。
一花一花の優美さはもちろんのこと花全体の色彩の変化や調和する建物など
花壇全体の総合美を鑑賞します。



あれ

「菊花壇展」順路のとちゅうだけど・・どうしてこんなところに紫陽花が? 
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しかも咲き始め! 季節ハズレすぎる~★




「肥後菊花壇」
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九州で発達した肥後菊を秀島流の技法で仕立てます。
青竹の上家や黒土を敷き苔を散らした土間など
清楚な古典菊との調和が落ち着きある独特の風情をかもしだします。




「大菊花壇」
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手まりのような形の大菊を御苑独自の「手綱植え」の技法に仕立てます。
一花一花の優美さはもちろんのこと花全体の色彩の変化や
調和する建物など花壇全体の総合美を鑑賞します。




「菊の花」って
そこはかとなく抹香くさいし、花のなかでは地味なイメージ持っていたので

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菊花壇を鑑賞してる人が
外国人観光客か、中高年齢層ばかりで
ニッポンの若者がほとんどいないことも致し方ないと思ったけど

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晩秋の半月だけ催される御苑の菊花壇展がこんなに格式高く見ごたえがあるってこと

もうちょっと早く気がついても良かったかなぁ



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こじろう

菊の花鑑賞をする若者がいない・・・。
先日,某植物園に行った時に菊の展示があったけど,時間が押していたので回れ右しちゃったので何も言えない (/ω\)

でも「蜻蛉」みたいな繊細な菊は好きだなぁ~。

by こじろう (2017-11-26 21:49) 

ぼんぼちぼちぼち

菊、見事でやすね。作るの大変なんでやしょうね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2017-11-27 22:30) 

yes_hama

菊の花、お見事ですね。
ただ、若者が敬遠する(興味が無い?)のも
なーんとなく分かる気がします。
菊の花に罪は無いんですけどね。。。^^;
by yes_hama (2017-12-01 22:53) 

song4u

菊の品評会?って、
ぼくはそっち方面にもまったく知識がないのですが、
結構あちこちでやってるような気がしますね。
福岡で言うと、六本松の護国神社でやってるのが
そこそこ規模が大きいように思います。

記事の中盤ぐらいに出てくる「肥後菊」。
“秀島流の技法”っていうのが門外不出の秘技みたいで
何だかちょっとカッコいい~!!
写真を見てるとまるで花火ですね、この感じは。


全然違う話を少し(また始まったよ 笑)
今日は土曜日だというのにお仕事でございまして、
在来線の特急電車に乗って目的地へ向かいます。
乗車して、いつものように自分の座席を探します。
ところが、ぼくの席には中年の女性が座っていました。

「あの~」と話し掛けたところ・・
「△※■○□・・・」おお、ガイジンさんなのか。

どうやら女性の二人連れでニッポンを旅行中のようです。
話し言葉を聞く限り、中国・韓国以外の東南アジア系?
バラバラの席になってしまったから、できることなら
席を代わってくれないか?・・と言っているようでした。

で、話をしてる最中に、ふと彼女の指定券に目をやると、
面白いことに気づきました。
発⇒着の駅名表示などは普通に日本語表記であり、
見た目はほとんどいつもの指定券のようなんですが、
よくよく見ると、指定席の号車・座席の表記が違ってます。
ぼくのは普通の表記、“3号車 9番 D”。
彼女が持ってるそれは、“CAR 2 SEAT 14B”
ほー!^^;

考えてみれば当たり前だと思うものの、ガイジンさん用の
チケットというのがあるんですね。
知らなかったなあ。ぼくは初めて見ました!
記念に携帯スナップでも撮っとけば良かった。
・・・なんてね、今ごろ思っても遅いっちゅーの!(笑)
by song4u (2017-12-02 20:11) 

はなだ雲

こじろうさん、こんにちは
新宿御苑の菊花壇で
若者がいるなぁとおもったらほぼガイジンさんでした★
菊って日本っぽいから外国の人には人気かも。。
シャンプーハットみたいのに乗ってる蜻蛉は
繊細でつくるの難しそう!
かなり専門的な技術が要りそう・・菊つくりって

ぼんぼちさん、こんにちは
こんなに見事な菊花壇を観せてもらって
つくった方々に直接お礼をいいたいくらいでございました♪

yes_hamaさん、こんにちは
わたしも菊の花鑑賞は子供のころ祖母に連れられて
菊人形を観に行ったとき以来なので・・
若いときはまったく興味なかったなぁ★

song4uさん、こんにちは
六本松という地名なつかしい♪
菊の展覧会は全国各地でやってるでしょうとおもいます
うちのほうも秋が深まってくると
風物詩ってかんじで
近所の神社でけっこう立派な菊人形展やってました^^
肥後菊・・熊本は近いのにはじめて知りました
まして秀島流の技法ってなにそれ?とおもい
一応検索はしてみましたが
検索ベタなのでどんな流派かはっきりつかめず仕舞いでした★

ふだん見慣れた指定券に
英語バージョンがあるなんて新鮮ですね!
もしや・・駅の券売機で切符を英語バージョンで買うと
英語表記の切符が出てくるのかな!
とすると、銀行のATMでも
英語バージョンで操作すると
英語表記の取引明細書が出てくるのかな!!
試してみたいけど
英語バージョンで操作する勇気がありません・・★
最近記事がマンネリ化してるので
記事に関係ない話題もどしどしふってやってください笑
by はなだ雲 (2017-12-03 15:12) 

ちょんまげ侍金四郎

近所のお寺さんで、年一で菊まつりをしているんです。

もちろん規模は小さいのですが、母親が好きで生前それを見に行っていたことを思い出してしまいました。

by ちょんまげ侍金四郎 (2017-12-03 18:44) 

はなだ雲

ちょんまげ侍金四郎さん、こんにちは
ご近所のお寺さんでの菊まつり
わたしも九州の田舎を思い出します
綺麗にそろった玉砂利を踏みしめて見に行った
高貴な催しのイメージです^^
by はなだ雲 (2017-12-10 11:06) 

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