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かいだんのうえのこども [新宿ゴールデン街]


かいだんのうえのこどもに 
きみははなしかけることができない

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なくことができるだけだ
かいだんのうえのこどもがりゆうで

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かいだんのうえのこどもに
きみはなにもあたえることができない

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しぬことができるだけだ
かいだんのうえのこどものために

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かいだんのうえのこどもはたったひとり
それなのになまえがない

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だからきみはよぶことができない




きみはただ よばれるだけだ


                    階段の上の子供「クレーの絵本第1集」/谷川俊太郎

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※1枚の絵を見て、谷川俊太郎はこの詩を書きました    パウル・クレー「階段の上の子供」 
階段の上の子供.png                                    
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macinu

きゃぁ~なんか怖い~その子供ってジャック~(^o^)v
by macinu (2013-08-17 09:36) 

路渡カッパ

こんにちは。
写真と詩が、何かシュールにバッチリ決まってますね♪
クレーの絵を見て、この詩を書かれた谷川俊太郎さんは、やはり芸術家ですね!
by 路渡カッパ (2013-08-17 15:57) 

海を渡る

こんにちは。
この絵からこの詩を読む詩人は心が豊かなんでしょうね。
現実には、何も知らずにこの二階のドアを開けることは私にはできません^^。
by 海を渡る (2013-08-17 16:41) 

砂漠のラクダ

クレーの絵と谷川俊太郎さんの詩を聞き。。。この写真を掲載する
はなだ雲さんも芸術家?(笑)
のぼってみたくなる階段と。。。ヤバそうな匂いがする階段と^^;色々ですね~(笑)
by 砂漠のラクダ (2013-08-17 17:09) 

ちくわ

谷川俊太郎好きです。
確か小学6年生の時の担任の先生が、
谷川俊太郎という詩人の存在を教えてくれました。
その時からずっと好きです。
なので、たまに詩集を手に取って
パラパラととりとめもなく眺めたりします。

話は変わりますが、
転職日記教えたことあるよね~。
で、お気に入りにいれちゃったんだ~(^_^;)
昨日久しぶりに見てみましたが、
いや~恥ずかしい限りでした。
でも今となってはいい思い出だったりします。
いまの自分のブログを数年後に読み返してみたときには、
どんな思いを抱くんだろうかね?

by ちくわ (2013-08-17 18:15) 

hrd

僕にもこんな想像力が欲しい^^;
by hrd (2013-08-17 18:57) 

cafelamama

階段の上の酒場。
ただ、よばれて、ひとりで上ってみたいです。
谷川俊太郎の詩は、知りませんでした。
「女が階段を上る時」という
銀座のママを主人公にした成瀬の映画がありますが、
ゴールデン街の酒場は「男が階段を上る時」ですね。
行ったことのある店の写真が1軒だけありましたよ。
by cafelamama (2013-08-17 20:03) 

ikamasa

こんにちは。呼ばれたら、登っていけばいいのですね。こちらから、引きずりおろす場合も考えて、体を鍛えておかないといけませんね。名前はいまつけましょう。ポプラではなく、ペプラにしましょう。いつもペプシコーラーをあおっているイメージです。
by ikamasa (2013-08-17 20:21) 

さきしなのてるりん

階段が怪談て言ってるみたいで、ゾクゾクしてくる。
でも谷川の詩はそうじゃないな。
この子は何を象徴してるのだろうって
やたら頭をひねってる私は、
やっぱり普通の人か、がっかり(笑)。
by さきしなのてるりん (2013-08-17 21:59) 

yes_hama

おおお、なんか座敷わらしみたい。^^;
そして、この詩にぴったりマッチした「らしい」お写真ですね。
でもきっと、「かいだんのうえのこども」に近づくことは出来るのかな?
「階段を登ることができない」とは書いてないので。^^;
by yes_hama (2013-08-17 23:17) 

ばー助

谷川俊太郎さんといえば、スイミーくらいしか知らない(^_^;)
スイミーも訳だったかも…。

by ばー助 (2013-08-18 04:28) 

はなだ雲

macinuさん、こんにちは
うそっ、この子がジャック !
macinuさんの夢の中の男の子ジャックが、ふと隣りにいるんじゃないかって・・
おかげさまで、私もしばらく電気消して眠れません~

路渡カッパさん、こんにちは
バッチリ決まってましたか、ありがとうございます(喜)
ゴールデン街自体がシュールなので
誰がどこを撮ってもシュールになるんですけどネ^^
クレーのこの1枚の絵を見て、こんな詩を生み出すなんて
谷川俊太郎って、すごい芸術家ですね

海を渡るさん、こんにちは
心が豊かでしかもそれを表現できる・・プロの詩人の成せるワザですね
現実には私も多分、入念に下調べしない限り、階段の上へは登れません^^

砂漠のラクダさん、こんにちは
私はただ言葉をパズルにして遊んでいるゲーマー・・? (バチあたりな!!)
登ってみたい階段もあるんですね、さすが勇気あるぅ^^

ちくわさん、こんにちは
教えてくれた担任の先生もステキだけど
それを受け止めたのは「ちくわ少年」の感性♪
お気に入りの詩人がいるって、とても豊かなことデスネ~♪
就活ブログって、けっこうその時の自分を
支えてくれたりしましたし
読み返すと恥ずかしいばっかりだけど、でも、ありがたかった~
ブログって「今」の積み重ねだから、きっと10年後に読み返したら
ぐっときますよ、その積み重ねでここまで来た~!なんてね(願望デス)

hrdさん、こんにちは
1枚の絵から大海のように広がるイメージ・・
谷川俊太郎の想像力、すごいですね! カンプクしちゃいます

cafelamamaさん、こんにちは
ゴールデン街の2階にある秘境のような酒場へは
男性が、この階段を「ただ、呼ばれて、ひとりで」登って
たどり着くユートピアかもしれません^^
「女が階段を上る時」
夜の底に生きる女性の、なかなかヘビィな物語ですね・・
映画見てないけど、とても詳しく説明されてたHPがあったので
http://www.geocities.jp/yurikoariki/onnagakaidanwoagarutoki.html
読んで、チクチクシクシク胸が痛みました
行ったことあるお店が写ってましたか! 撮った甲斐がありました♪

ikamasaさん、こんばんは
挑発し波風たてるパターンですね、そういうのもいいかもしれません
このクレーの絵が妙になつかしくって
どこかでずっと見ていたような・・
物心つく前に見てた夢は、こんな風じゃなかったかなぁ

てるりんさん、こんにちは
この記事のタイトルを考えたとき「ゴールデン街の階(怪)段」にしようかとも
思ったけど、詩の内容と違うかもって止めました
階段の上の子供は、未来の自分の象徴ではないかと思いましたが
そうじゃないかもしれないし、ワカリマセン
学校では詩の解釈をあれこれ習いましたが
詩は、今の自分の心境にあてはめて
あれこれ勝手に解釈するのが、楽しいデス

yes_hamaさん、こんにちは
階段の上の子供は、幸運を呼ぶ座敷わらしかもしれませんね^^
現実は、階段登って行けますよ、お酒飲むお店へ♪

ばー助さん、こんにちは
スイミー訳ですね♪ がっこうで習いましたか?
by はなだ雲 (2013-08-18 08:15) 

reorio

谷川俊太郎独特の言葉並べ・・・
読んだ時の心の状態次第で、悲しかったり
悔しかったり、怖かったりする。
この子供は、向こうの世界の人なのかな(。_。)
by reorio (2013-08-18 13:07) 

cafelamama

はなだ雲さん
いいウェブサイト見つけましたね。
「映画ありき」の管理人さんとは、メールのやり取りをしたことがあります。
この方の映画論、僕も気に入ってます。
高齢のおばあちゃんらしいのですが、とても詳しく映画を解説してあって
時々、僕もお世話になっています。
by cafelamama (2013-08-18 19:16) 

はなだ雲

reorioさん、こんばんは
この詩を何回も何回も読んで、私もreorioさんと同じように
悲しくなったり・悔しくなったり・怖くなったりしました
いつの日か、階段の上の子から、呼ばれる時がくるかもしれない
それが新たな希望の、はじまりの日だと信じて過ごしたいデス

cafelamamaさん、こんばんは
ご存知の方だったのですね、cafelamamaさんも太鼓判を
押すほどのウェブサイトに、ぐうぜん遭遇したってことですネ~♪
この方の解説文を読んでたら、頭の中に自然と映像が浮かんできて
まるで映画見たような気分になりました^^
解説の文中に、高峰秀子が階段を上ってる写真があって
その1枚の写真が、何かいろんなことを語りかけてくるようでした
by はなだ雲 (2013-08-18 22:35) 

beisi

階段を登るには
少し勇気がいるかも。

by beisi (2013-08-18 23:16) 

はなだ雲

beisiさん、コンバンハ
思い切って登ってみたら、ものすごく楽しい場所の可能性大♪
by はなだ雲 (2013-08-18 23:38) 

CROSTON

ご・・ごめんなさい!
最初、何かの怪談かと思ってしまいました。
その絵一枚見て、この文章を発想されたんですね。
ん・・私は全く無理だ・・凄いですね。
by CROSTON (2013-08-19 13:44) 

獏

こんばんは^^)
ご無沙汰いたしました(汗)
地元に帰省してリアル生活に追われていました。。。
ナントカ ブログ社会復帰いたします。。。
階段を登る店は危険で楽しく嬉しい存在でしたが
だんだんとなくなりました。。。。
好きな店があった一角は
ヤマダ電機に・・・・(涙)

by 獏 (2013-08-19 20:04) 

しばちゃん2cv

こんばんは。
生きてますか?
東京駅で乗り換えるとき、暑さで死ぬかと思った・・・・
by しばちゃん2cv (2013-08-19 21:23) 

はなだ雲

CROSTONさん、こんばんは
階段の怪談って雰囲気を出したかったので
だからちょっと嬉しいかも♪
この絵も、詩も、ゴールデン街の階段の上も
どれもこれも奥深くて謎だらけで・・・凄すぎますネ

獏さん、こんばんは
ちょっとご無沙汰でしたネ! 
・・そっか、ブログも「社会」なのですね
リアル世界もブログ世界も
獏さんの場合、双方バランスよく、充実されてるようでナニヨリです
「かいだんのうえのおみせ」はワンダーランド ?
ヤマダ電気になってしまった獏さん行きつけだった中華屋さんも
階段上ったところにありましたっけ♪

しばちゃん2cvさん、こんばんは
生きてますヨ !
もしかしてお盆明け、またまた東京経由で福島へ戻られましたか?
こう暑いと、ちょっと寄り道して写真撮ろうって気もおこりませんネ
東京23区だけでも109人が熱中症で亡くなったそうです・・
by はなだ雲 (2013-08-19 23:13) 

moz

この詩と絵とで、座敷童子をイメージ。
クレーと俊太郎さん、良い取り合わせですよね。三善 晃さんの合唱曲も一緒に聴きながら、いい感じです。 ^^
新宿の階段の上の座敷童子はどんな子なんだろう。
by moz (2013-08-20 18:59) 

はなだ雲

mozさん、こんばんは
この詩は、合唱曲になってたんですね、意外にも。
階段の上の子供って「座敷わらし」のことなのかなァ
もし新宿の飲み屋街の階段の上に、不思議と繁盛してるお店があったら
そこには座敷わらしが住みついてるのかもしれません♪
by はなだ雲 (2013-08-21 00:45) 

こじろう

みなさんの反応を見てると,階段が怪談になってる感じだなっ♪
クレーの絵もだけど,谷川俊太郎さんの詩が怪談に仕上げてるような気がするなぁ~。

って,コメントしたつもりだったけど,反映してなかったみたいだ。
by こじろう (2013-08-22 21:50) 

はなだ雲

こじろうさん、こんばんは
えーっ 私は消してないですよぉ、なんででしょう
谷川俊太郎の詩が怪談に「仕上げてる」・・・・さすがこじろうさん!
私もそんな気がいたします♥
こんなコメントしずらい記事に、みなさん色んな反応をしてくださって
ありがたいことでございます♪
by はなだ雲 (2013-08-22 23:57) 

bigryu

写真が素敵です。

階段の上の扉はいろんなことを見て、憶えているのでしょう。
by bigryu (2013-08-31 18:09) 

はなだ雲

bigryuさん、はじめまして
階段の上の扉は、階下で悩み迷っている私たちの姿をいつも見ていて
・・待っているのかも。
写真褒めてくださってありがとうございます♪

by はなだ雲 (2013-09-01 08:13) 

song4u

タイムマシーンに乗って、6年前にジャ~ンプ!!

「新宿ゴールデン街」カテゴリは、以前、全部拝見しています。
もちろんこの記事も拝見してるはずなんですが、記憶が・・・^^;

この「階段」、どれも系統が似通っておりますね。
と言うのも、どの階段もゴールデン街の怪しい光の中にだけ
浮かぶことのできる妖術色をしているのが分かります。

階段の上に、果たして本当に子供はいるのか?
それはひょっとすると、キミが作り出した幻影ではないのか?
話しかけるどころか、近寄ろうとしただけで消えてしまう?
近寄りたいと、心のどこかでほんの少し思っただけで、
子供の顔はみるみるゆがみ始め、姿形も次第におぼろげになり、
ついには霧のように消えてしまうかもしれない。
それが怖くて、ぼくはこれ以上近づくことができない。

階段の上にいるのは、いったい何者なのか?
知りたい気もするけど、本当は知りたくないのかもしれない。
いや、たぶん違うな。
本当は分かっているからこそ、知りたくないのかもしれない。
階段の上にいるのは・・・

PS
この頃は土曜更新だったんですね。
この翌週の記事がまた、時代背景的に極めてシンボリック。
ああ、あの頃の記事なのか・・・と時の流れにリンクできました。
この場所に誘ってくれてありがとう(^^♪
by song4u (2020-01-26 22:27) 

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