江戸の小噺とオツな提灯

江戸の情緒を、平成へ

都内の定席（常設寄席）の中で、唯一ビル化していない
木造２階建ての寄席「新宿末廣亭」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「新宿末廣亭」新宿区新宿3-6-12

では、ここで江戸の小噺を一席


　　　お年寄り　　｢おい若造！働きもしねーで、何時まで寝てるんだいっ！｣

　　　若者　　　　 ｢働くとどうなるんだい？｣

　　　お年寄り　　｢決まってるじゃねーか、働けば金が貯まるのさ！｣

　　　若者　　 　　｢金が貯まると、どうなるんだい？｣

　　　お年寄り　　｢金が貯まれば、楽できるのさ｣

　　　若者　 　　　｢楽って、何だい？｣

　　　お年寄り　　｢そりゃー、寝てても暮らせるって事だ｣

　　　若者　　 　　｢そんなら、今でも寝てる｣

　　　お年寄り　　｢・・・・・｣


おあとがよろしいようで　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



さてさて、

ところで提灯稼業といえば、典型的な夜のお仕事

　　

昼間は寝ている提灯の若い衆も


夜になったら、いっせいにお仕事モード



いっぽう、こちらの年季の入った提灯は、というと

昼間は寝てるというより、朽ちてるというか・・

一歩先は、提灯お化け


けれど夜に働く姿は、なかなかに「オツ」

破れカブレの身体の隙間から、内面のひかりがこぼれ出し

渋～い、イイ味出してます

コメント 10

ますます新宿は下町。同じ3丁目でも、山の手のうちの3丁目(笑)とはずいぶん違うなぁ。
by さきしなのてるりん (2012-04-28 18:10) 

コメントniceありがとうございました
素晴しい写真の数々ですね。
もしかしたらHDRで撮ってるでしょうか?
まちがってたらゴメンなさい。
by kazu-kun2626 (2012-04-28 20:44) 

新宿はけして遠くはないのですが、
最近めっきり行く機会が減ってしまい
最後の提灯が何処か分りませんでした（苦笑）
by akipon (2012-04-28 21:49) 

てるりんさん、こんばんは
てるりんさんのお宅あたりは、まぎれもなく高台ですしネ

kazu-kun2626さん、何でわかったのでしょう
当たりです！私のデジカメはカシオで
HDRアートの弱に、いっつも設定してあります
他の機能の使いかたが、いまいちわかりません

akiponさん、すごいですね
これはどこで撮ったのかなって視点で、見ていらっしゃるのですね
最後の提灯は、末廣亭の近くの「鳥田むら支店」さんでございました
by はなだ雲 (2012-04-28 22:57) 

おはようございます。
ビル群の中に木造の建物があるとなぜかホッとしますね＾＾。
by 海を渡る (2012-04-29 08:15) 

海を渡るさん、おはようございます
本当に、そういうのばっかり探している気がします
by はなだ雲 (2012-04-29 08:29) 

末広亭、懐かしいです。
先代の林家三平や今も現役の小三治などを観ました。
この並びの洋食屋にもよく行ったなぁ。
by cafelamama (2012-04-30 08:20) 

cafelamamaさん、さすが
新宿も、あっちこっち、お詳しいですね
変わらないでいてくれるから、懐かしい思い出も
よみがえり易いですね
by はなだ雲 (2012-04-30 09:08) 

HDR風の提灯、迫力有りますね。
by hako (2012-05-13 01:06) 

hakoさん
HDRって、ちょっと大袈裟ですよね・・
by はなだ雲 (2012-05-13 08:11)