池袋の古代オリエント博物館 [豊島区]
禁止だった写真撮影がいつのまにか可能になっていたので
「古代オリエント博物館」へ
世界史は苦手だけど.....ちょっと行ってみることにしました ☆
「古代オリエント博物館」豊島区東池袋3-1-4 サンシャインシティ文化会館7階
そもそも ”古代オリエント” ・・とは?
古代ローマから見た、陽の昇る方向
世界最古の文明(エジプト・メソポタミア)がおこった東方世界をさすそうです
メソポタミア文明の象徴
ハンムラビ王による282条の法律が刻まれた石碑
「ハンムラビ法典碑(複製)」/ルーヴル美術館 蔵
この青枠線内に記されている「目には目を、歯には歯を」が
やられたらやり返すという意味ではなく
やられたこと以上の報復をしてはならないという
犯罪に対する刑罰の上限を定める復讐法の原理
・・・だったなんて 知りませんでした
もし半沢直樹がこの世界に生きてたら
ソッコー捕まってますね ...★
古代エジプト文明の遺物
プトレマイオス5世の勅令が刻まれた石碑
「ロゼッタストーン(複製)」/英国大英博物館 蔵
上中下段3種類の文字で同じ内容の文章が記されていて
古代文書の解読という難問の重要な鍵となった ”ロゼッタストーン” は
暗号化された情報を解く「鍵」となるものなどを指す慣用句として
用いられるようになったとのことです
古代オリエントを代表する
メガ級のお宝「ハンムラビ法典」と「ロゼッタストーン」は
さすがに複製だったけど
長時間熱心に眺めたりメモを取ったりする若者が数人いて、感心しました
アニメ・漫画の街として活性化中の池袋で
ひそかに古代へと思いを馳せる若い世代のひとときの、なんて尊いことでしょう
東天紅~海の幸膳・山の幸膳 [台東区]
東天紅2階のプチ・ラグジュアリーなロビーで待ち合わせをして
眺めのいい9階のダイニング
「ルーキスガーデン」で、中華ランチしてきました
「LUCIS GARDEN (ルーキスガーデン)」台東区池之端1-4-1 東天紅上野本店9F
注文したのは
平日限定ランチの「海の幸膳」と「山の幸膳」です
【海の幸膳】海老チリソース
【山の幸膳】牛肉のオイスターソース炒め
予約サイトによって若干、価格が違うかもしれませんが
ドリンク付でどちらも 3,300円(税・サービス料込)でした
身体に良さそうな優しいお味の「豆乳粥」は
一度おなかの中で膨れ、すぐに消化したので、迷わずおかわり
おかわりは熱々で、1杯目より2杯目の1口目のほうが断然おいしかったです
豆乳粥は好きだったけど、その他のお料理の味は・・至ってふつう
冠婚葬祭や宴会など最大400名まで収容出来る大飲食店だから
お料理は老若男女に受け入れられるよう、あえて無難な味にしているのかな・・?
ただ、なにより
お店のつくりが広々とゆったりしてるので
おもわず寝そべりたくなるくらい、の~んびりリラックスできて
わたし的には大変満足なランチタイムでした
上野不忍池畔~東天紅 [台東区]
不忍池の畔を歩いていると、いつも遠くに見えていて
ずっと気になってた『東天紅』へ、はじめて行ってランチしてきました
中国料理「東天紅(とうてんこう)上野本店」台東区池之端1-4-1
不忍池越しの、スカイツリーを右手に見ながら
外付けのエスカレーターで2階へ上ると
ゆったりしたソファーの明るくて広々としたロビーがあって
ここで友達と1時に、待ち合わせの約束です
他にだ~れもいない貸し切り状態のロビーで、ひとりっきり
こんな優雅な待ち時間が
あっていいんだろうかとおもいながら
プチ・ラグジュアリーなひとときを過ごしました
”18の多彩な個室・宴会場や、ダイニング、カフェ、チャペルなど
少人数から最大400名様のご宴会まで、それぞれのシーンにふさわしい空間をご用意”
知らなかったけど東天紅って
9階建ての建物1棟まるまる東天紅なんですね
チャペルまであって、おもってたよりずっと大規模な飲食店でした
不忍池越しの、スカイツリーを
眺めながらの結婚式っていうのも案外ステキかもしれません
さて、予約の5分前に
友達がやって来たのでエレベーターに乗って
9階のダイニング「ルーキスガーデン」へ向かいます
前置きばっかりで、すっかり長くなってしまいました
次週、ランチの写真を掲載します
神田明神の神馬あかりちゃん [千代田区]
湯島の人気カフェみじんこの整理券をもらって入店を待つあいだ
あきらかな "ついで参り" で「神田明神」へ行ってきました
前回、訪れたのは
たしか30年くらい前だったので
江戸総鎮守「神田明神」千代田区外神田2-16-2
本殿のお隣にある
「ミニ本殿(神厩舎)」にお住まいの
神馬あかりちゃん(神幸号)とは、モチロン初対面です
2010年5月15日、信州佐久高原生まれ
芦毛で牝馬のあかりちゃん
奥ゆかしい伏し目がちの瞳と、おっとりした動作が
とっても好印象なかわいいポニーです
イラストも、手塚アニメ風でかわいい
こちらのイラストは、まだ茶色い毛色の頃の
あかりちゃんのようです
芦毛なので、これから先もっと毛色が白くなったら
別の馬だと訝しがられないよう
お守りもリニューアルされるのかな
「神馬あかり御守」神田明神オンライン授与所
湯島の自家焙煎珈琲「みじんこ」 [文京区]
銅板でじっくり時間をかけて焼き上げた ”厚焼きホットケーキ” が評判の
今年オープン13年目を迎える人気カフェ「みじんこ」へ
待ち時間覚悟のうえ、行ってきました ☆
「自家焙煎珈琲みじんこ」文京区湯島2-9-10 湯島三組ビル1F
お店の前にある
タッチパネル式整理券発券機で
人数と携帯番号を入力して整理券をもらっておけば
順番がきたら携帯へ電話をくれるシステムになってます
「湯島天神」まで北へ徒歩5分
「神田明神」まで南へ徒歩5分という好立地に
お店があるため、待ち時間を利用してお参りしているうち
あっという間に(14組40分待ち)
呼び込みの電話が鳴って無事入店できました
期待どおり、オトナっぽくてお洒落な店内
オーダーしたのは定番の、こちらと
「厚焼きホットケーキ」880円
もっちり新食感
オリジナㇽの珈琲カラメルをかけて食べる、こちらです
「プリン(1段)」680円
フード・スイーツ単品のオーダーは禁止
必ずワンドリンク頼まなくてはいけないだとか
入店待ちの人がいる場合の追加オーダー禁止
混雑時の滞在時間目安90分程と
人気店ならではの制限はいろいろとありましたが
厚焼きホットケーキとプリンを友達とシェアしようとした瞬間に
取り皿を持ってきてくれる、タイミングが絶妙だったりなど
混んでて人の出入りが激しいわりには
なかなか居心地良かったです
柴又帝釈天の大客殿と邃溪園 [葛飾区]
彫刻ギャラリーを後にして、本堂奥の渡り廊下を進んでいくと
池泉式庭園「邃渓(すいけい)園」をのぞむ
1929年建立「大客殿」があります
信徒の接待所として設計された大客殿は
総ヒノキ造りの平屋建て
座敷4室が一列に並んだ間取りで
庭園に面した長い廊下と広い縁側が特徴的です
樹齢1,500年の大南天の床柱
帝釈天 "板本尊" の写し
大客殿の長い廊下を
そのまま突き抜けて外へ出ると
庭園をぐるりとひとまわりできる
屋根付きの回廊があって
回廊を伝っていろんな角度から庭園を楽しめる
ちょっとしたアトラクションみたいで、ワクワクしました
「柴又帝釈天(題経寺) 邃渓園」葛飾区柴又7-10-3
彫刻ギャラリー&邃渓園の拝観料は400円
観光地価格としては良心的なうえ
土曜日(昨年末)のわりに、意外と人が少なく
自分のペースでのびのびと見学することができました
こちらは ”祈願によって帝釈天が出現し
ご神水が湧き出る様子” という、奉納絵馬に描かれた帝釈天です
なんだか、ひょうきん族のタケちゃんマンとブラックデビルを足して2で割ったような...
日本一の イケメン(仏像)とも呼ばれる帝釈天のはずなのに
だいぶ、イメージ違ってました
柴又帝釈天の彫刻ギャラリー [葛飾区]
フーテンの寅さんゆかりの「柴又帝釈天」が
"彫刻の寺" と呼ばれるアートスポットだったなんて
ちょっと意外でした ☆
「柴又帝釈天 彫刻ギャラリー」葛飾区柴又7-10-3 帝釈天題経寺
なかでも、帝釈堂内陣外側の
法華経説話を題材にした胴羽目彫刻10枚は
文化財として高い価値があるそうです
「塔供養図 序品」/金子光清
「三車火宅の図 譬喩(比喩)品」/木嶋江運
「一雨等潤の図 薬草喩品」/石川信光
「法師修行の図 普賢菩薩勧発品」/横山光一
「多宝塔出現の図 見宝塔品」/石川銀次朗
「千載給仕の図 提婆達多品」/加府藤正一
「竜女成仏の図 提婆達多品」/山本一芳
「病即消滅の図 薬王菩薩本事品」/今関光次
「常不軽菩薩受難の図及び 法華経功徳の図」/小林直光
「法師守護の図」/加藤寅之助
畳一畳ほどの欅一枚板に彫られた10作品は
複数の彫刻師の手によるものなのに
どの作品の
どこを切り取っても遜色なく、安定のプロの技を感じました ☆
こちらは
窓飾り彫刻にぶら下がってた注意書きです
ありがたいほどの出来栄えにおもわず金銭を供えてみたり
みごとな立体感の ”深さ” を確認したくておもわず指を入れてみたり
そんな衝動に駆られる人が、きっと
いらっしゃっるんでしょうね
さて、今年の年賀状は
帝釈堂周壁の龍の彫刻をモチーフに
パワポでつくって送りました (年々手抜きになってます)
2024秋に控えた大幅な郵便料金値上げをキッカケに
年賀状は今回で最後にしますと
よっぽど一筆添えようかとおもいましたが
悩みに悩んで...とりあえずいったん見送ることにしました
柴又の「昭和レトロ喫茶セピア」 [葛飾区]
昭和40~50年代の可愛いモノであふれている
フーテンの寅さんの町、葛飾柴又にある
昭和レトロな喫茶店「セピア」へ行ってきました ☆
「昭和レトロ喫茶セピア」葛飾区柴又7-4-11
むかし、うちの実家にもこれと同じようなこけし(?)たちが
ガラス引き戸の棚いっぱいにあった気がします
このイチゴの手作りバッグ、ちょう懐かしい!
途中で飽きてほったらかしてたら
いつの間にか親が完成させてくれてました
これとまったく同じデザインのマグカップ、中学生くらいのとき持ってました!
内藤ルネさんのイラスト、すごく気に入ってたのに
やっぱり最後は割っちゃったのかな ...記憶にないけど
吉田拓郎やチューリップ、荒井由実など
店内に流れる昭和の懐かしい曲と、モノに囲まれているうち
ここがどこで、いつなのか
さっぱりわからなくなってしまいました...
なかよし派で「キャンディ・キャンディ」の大ファンだったという
一緒に行った友だちから (ちなみにわたしは、断然りぼん派)
「キャンディ・キャンディ」の物語の舞台や登場人物
あらすじなどの説明をひととおり聞いてたら
注文していた「沖縄そば」が来ました
「沖縄そば」950円
本当はたくさん種類があるクリームソーダとか頼んだほうが
映えたのかもしれないけど、寒いのでパス ★
2階の「キャンディ・キャンディ博物館」には
女装愛好家キャンディ・ミルキィさんが私財を投じて集めた
キャンディ・キャンディグッズが多数展示してあるそうなのですが
肝心の友だちが乗り気じゃなかったので、こちらもパス ★★
帰り際「よかったら同窓会でまた使ってね」と
可愛いお店のチラシと、ラムネをひとつずつ頂きました
確かに、学生時代の友だちが上京してきたとき
このお店へ連れてきたら楽しそう
ラムネひとつで
ぐっと気持ちを掴まれました
最近ちょっと疲れやすいので
年内のブログ更新は、これでおしまいにします
また年明け、よろしくお願いいたします
TOPPAN印刷博物館の常設展 [文京区]
約7万点のコレクションを有する印刷博物館の
常設展「印刷の日本史」エリアで
苦手意識のある歴史にほんのちょっとだけ親しんできました
「印刷博物館」文京区水道1-3-3 TOPPAN小石川本社ビル
”印刷年がわかる世界最古(奈良時代)の印刷物” が
ヨーロッパや中国をさしおいて、まさか日本にあったなんて... !
「百万塔陀羅尼(ひゃくまんとうだらに)」
”日本で最古(平安時代)の仏教版画" は
京都の浄瑠璃寺で発見された彫像の胎内に納入されていた
「阿弥陀如来坐像摺仏(百体一版)」と「阿弥陀如来坐像印仏(十二体一版)」です
摺仏のほうは百体、印仏のほうは十二体
それぞれ違う表情の仏さまがいて
どの仏さまが一番カワイイかなと探してしまいました
「印仏を印する」12世紀 日本
”日本人の手による最初(江戸初期)の銅製活字” は
徳川家康が林羅山と金地院崇伝に命じて作らせた
重要文化財「駿河版活字」です
先週の大河ドラマ「どうする家康」で、梵鐘の銘文について
マツケン正信に連れられてマツジュン家康のもとへ参上した切れ者たちが
臨済宗高僧「金地院崇伝」と儒学者「林羅山」でした
NHK大河ドラマ「どうする家康」第45話 2023.11.26放送
大阪冬の陣・夏の陣の一方で
印刷・出版事業にもそうとう力を注いでいた徳川家康って
さすがたいした人だったんですね
展示品は、時代背景とともに
わかりやすいパネルと映像で解説がされていて
歴史が苦手、印刷にもべつだん興味がないという人にとっても
おもしろく見学できるようになっているとおもいます
印刷史はこのあと近代から現代へと続きますが....
普段ほとんど使わない脳をたくさん使ったせいで
いつになく本当に疲れました
このあたりでギブアップします ★
印刷博物館、いつかまたこの続きをリベンジしたいです
展示室へと続く導入路~プロローグ [文京区]
紀元前の壁画から現代の印刷まで、古来人間が刻んできた
ビジュアルコミュニケーションの足跡をたどる、展示室へと続く導入路
高さ7m、長さ40mの大壁面「プロローグ」
「印刷博物館」文京区水道1-3-3
TOPPAN小石川本社ビル
ラスコーの洞窟壁画やロゼッタストーン、インカ結縄文字など
世界史の教科書で見たことあるような歴史的資料の陳列は
レプリカとはいえ、なかなか迫力があります
印刷された年代が明確な、現存する世界最古の印刷物「百万塔陀羅尼」
食臓腑の働きを小人に見立てて描いた錦絵「飲食養生鑑」
安政の大地震(1855年)の際に発行された瓦版「鯰絵」
「角大師護符」(左)
オーデュボン「アメリカ鳥類図譜」
M.C.ペリー「ペリー提督日本遠征記」
「プロローグ」エリア内では、土日祝の15:00から
現存する世界最古の木製手引き印刷機(レプリカ)による
印刷実演を間近で見学することができます
15世紀に近代活版印刷術を発明したドイツのグーテンベルクは
ぶどう絞り機をヒントにして印刷機をつくったそうです
世界三大発明のうちのひとつに数えられる「活版印刷」
この木製の印刷機の誕生は
そうとう画期的な出来事だったんだろうな
なんて想像しながら、だらだらとその場に居残って
実演終わりのインストラクターさんが
印刷機をクリーニングする様子をしばし見守っていました
印刷博物館のエントランス(入口)とプロローグ(導入路)だけで
すっかり集中力使い果たした感ありますが
最後の力をふりしぼってこれから展示室へ向かいます ☆