足元で語られる歴史

あの人もこの人も、気持ちよく踏んづけてゆく

新宿通りマルイアネックス前にある、桜の花びら模様のマンホール
「新宿マルイアネックス」新宿区3-1-26


よ～く見てみると、ぐるりとまわりに文字が刻んであります



　　この辺りはかつて信州高遠藩主であった内藤家の中屋敷（現在の新宿御苑）があったことから
　　内藤新宿と呼ばれていました。

　　家康から「馬が一息で駆け巡れる範囲の土地を与える」と云われた初代清成は
　　広大な土地を駿馬で駆け、この地を拝領しました。

　　桜吹雪は、内藤新宿を桜の名所にしようと玉川上水付近に植えられた古木の故事を題材にした
　　広重の浮世絵「玉川堤の花」にちなんでいます。


気がついている人が、どれだけいるか分かりませんが

この地の歴史を、足元から奥ゆかしく語りかけてくれています



さて、歴史といえば本日、平成２４年３月３１日
新宿三越が、いよいよ８２年の歴史に幕を引き、閉店します

いざお別れという時に、相手を知るという・・

ついつい繰り返してしまう・・

いつもの残念なパターン



そして１週間前の２５日には、マルイカレン（もと丸井ヤング館）も
５０年の歴史に幕を引き、閉店しました

上京して、ここで初めて丸井の赤いカードを作ったときの
都会人への通行手形を手に入れました的錯覚も、はるかはるか昔



そして、その丸井より１年長い歴史の幕を閉じるのが・・

うちの会社の近所のやきとり屋さん


この、分厚くて冷たい、何てことないコンクリートの足元にも
人の数ほど星の数ほどの歴史が
これまでも、これからも

コメント 4

今の会社に勤め始める前は、
東新宿に事務所を構える会社に勤めておりました。
なので、新宿・歌舞伎町周辺をよくウロウロしてました。
時代とともに街の風景も変わっていくのですね。
あのとき通っていたキャバクラ、ねえだろうな～（笑）
by ちくわ (2012-03-31 20:20) 

大都会の中にも歴史を感じるものがあるんですね＾＾。
by 海を渡る (2012-03-31 21:02) 

足元をしっかり見つめる、なんてね。できてるようでできてないんだね。よく調べてくれました？(笑)。拍手！それにしても春だというのに、そのあたりは木枯らしの季節でしょうか。
by さきしなのてるりん (2012-03-31 22:51) 

ちくわさんが通ってたキャバクラ
もし今も営業してたら、すごいですね
時代とともに、三越はユニクロ＆ビックカメラへ変貌です・・

海を渡るさん
歴史を感じられるもの、もっと探してみたいです
それにしても、だるま夕日見れて良かった

てるりんさんへ
な～んにも調べてない、転記しただけ♪
でも拍手いただけて嬉しいです
桜も開花の季節なのに・・根強い木枯らしです
by はなだ雲 (2012-04-01 00:47)