接写禁止の鈴木信太郎記念館 [豊島区]
今回の蔵出し写真は、20世紀前半に活躍した
仏文学研究者「鈴木信太郎」旧宅です
豊島区立「鈴木信太郎記念館」
豊島区東池袋5-52-3
誰それ?知らないっていう人も
著作のなかには「シラノ・ド・ベルジュラック」や
ボードレール「悪の華」など、フランスの有名な戯曲や小説
詩集の翻訳も多数出版されているので
家の本棚を探してみたら
もしかしたら、一冊か二冊くらいは
鈴木信太郎の翻訳した本が見つかるかもしれません ☆
1928(昭和3)年に竣工した書斎棟の内部です
パリ留学中に買い集めた約1,000冊の稀覯本を
輸送中の船火事ですべて焼失し、一時ノイローゼに陥った経験から
二度と火で本を失わないために、個人宅では当時珍しかった
鉄筋コンクリート造の書斎棟を建設します
1945(昭和20)年の大空襲で鈴木家も罹災しますが
書斎棟の1階だけは焼失を免れ
本は守られました
ちなみに書斎の撮影は「接写禁止」となっていて
引きの写真しか撮れなかったのは
ザンネンだったけど
そんなふうに
現在も
本は大切に守られてるのかナとおもいました
再建後の今の建物でも立派じゃないですか。
コンクリートの書斎も良い思いつきでしたね。
そんなに沢山の本皆読んだんでしょうかね?。
by 旅爺さん (2020-06-14 16:23)
はなだ雲さん,こんばんは♪
申し訳ない・・・不勉強でこの方の事を存じ上げなかった (´・ω・)
シラノ・ド・ベルジュラックも惡の華も読んだことあるんだけどなぁ・・・。
ヴェルレーヌは上田敏さんの訳のは持ってたけど,と言い訳ばかりが思いつく。
以前,テレビの番組で,本が消失しないように鉄筋コンクリート造の建物を造った人がいた,と聞いたことはあるんだ。
でも名前を覚えてないってことは・・・これも老化現象の始まり?
by こじろう (2020-06-14 18:33)
はなだ雲様
おはようございます。
初めて記念館のことを知りました。
船の火事の経験から造った鉄筋コンクリートの書庫が空襲を逃れたのはすごいですね。
屋敷の木造りの建物は癒されます。(^-^)
by hirometai (2020-06-15 08:43)
こんにちは。
「鈴木信太郎」聞き覚えありますが、思い出せない(涙)
格調あるインテリ、天井も高く快適そうな書斎です。
ステンドグラス、本好きの鳥さん?も凝ってますね。
与謝野晶子さん繋がりで聞いた覚えあり?
当時の文化人との繋がり多いみたいですね!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2020-06-15 14:37)
ステンドグラスも灯りも品があっていい感じでやすね。
室内、とても手入れが行き届いているのがお写真からも見て取れやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2020-06-15 15:49)
僕なら一度火事を経験したら、もう火事の体験をすることはないと、油断してしまうかも。
by しばちゃん2cv (2020-06-15 21:02)
内容に関係なくて申し訳ないのですが
仕事で新宿方面へ出かけることが多くなりそうです
以前馴染みだった場所やお店に立ち寄ろうとワクワクしています
そして獏にとっては新規の場所も開拓しようと☆^^
by 獏 (2020-06-20 05:31)
接写禁止は最後の書籍だったのですね。
しかし当時本を守るだけにコンクリートで部屋を作るってすごい。
by 響 (2020-06-20 09:42)
雲ちゃん、こんばんは。
ぼくはフランス文学どころか日本文学でさえも怪しいので、
当たり前の話ですが、当記事の主役の方、存じ上げません。
誠にお恥ずかしい限りですが、事実だから仕方ありません^^;
鈴木信太郎先生。
記念写真用?の等身大の写真、いかにもって感じだなあ。
建物も随所に昭和初期の趣きが感じられて、とても懐かしい。
廊下の感じや、外部に面したこのガラス戸の雰囲気。
廊下の天井や居室の天井などは、子供の頃に散々目にした
まさに昭和の木造家屋って感じがして、何とも言えませんね。
書斎のヘンテコリンな形の机、造り付けと言うか特注品?
周りに色々なモノが置けて、大好きなパターンだなあ(笑)
ボードレエヌとか、ヴェルレエヌとか。
レーヌじゃなくて、レエヌという昔風の表記が好きです(^^♪
外国語に精通してるわけではないので説得力はありませんが、
昔の大家の先生の翻訳(意訳と言ってもいいのかな?)は、すごく
表現力豊かで素晴らしいものが多いと聞いたことがあります。
それって、外国映画のタイトル(邦題)もそうじゃないかなあ?
昔の洋画の邦題、本当に素晴らしいものが多いですよね。
今はどうかしたら、外国語をカタカナにしただけ…なんてね?
あ、脱線してますね、スイマセン(笑)
稀覯本。きこうぼん、と読むんですね。
確かに「覯」のヘンは構とか講とかのツクリだもんなあ。
しかし、ツクリがヘンの側に来てる字って珍しくないですか?!
あ、そうでもないか。
都&阪とか、勝&朝とか。結構あるなあ。
あ、また脱線してる、ごめん^^;
それにしても、ちょっと前のモリカズさんの時にも思ったけど、
これだけ資産価値のある不動産を売却せずに寄付するという
ご遺族の英断には頭が下がります。
売却してしまえば、既存の建物が解体されるのは火を見るよりも
明らかであり、それを避けたいが為の決断なのでしょう。
私利私欲よりも文化財の保護という視点、実に素晴らしい!
無論、この他にも十分な資産を保有されているのでしょうけれど、
若き日の陽水も唄っているとおりですからね。
♪限りないもの それは欲望~
お後がよろしいようで(笑)
by song4u (2020-06-20 22:19)
旅爺さん、こんにちは
木造のほうの建物もリッパですね
こんなにたくさんの本
どこになんの本が収納されてるかさえ
わからなくなってしまいそう^^
こじろうさん、こんにちは
外国語の詩は、翻訳するひとによって
かなり印象が変わりますね
上田さんは秋の日のヴィオロンの~が浮かびます
シラノ・ド・ベルジュラックも惡の華も読んだことがあるだなんて
日仏米中、幅広くいろいろなことご存知ですね^^
テレビ番組で見たのはこの書庫棟のことだったのかな
hirometaiさん、こんにちは
一度踏んた轍は二度と踏まないという
ご性格であったんでしょうか^^
木造の母屋、すごく手入れが行き届いていて
なんの飾りっ気もないのが好印象でした
Boss365さん、こんにちは
気が付かなかったけどステンドグラスに
本がデザインされてますね!
このステンドグラスは鈴木信太郎ご本人が
デザインされたそうです
どれだけ本好きだったのかっていうのが、おかげさまで
更にわかりました♪
ぼんぼちさん、こんにちは
おっしゃるとおり凄く手入れが行き届てるかんじです^^
特に母屋はよけいな家具や、掛軸さえ無くて
すっきりさっぱり洗いたてみたいな印象です♪
しばちゃん2cvさん、こんにちは
楽天的なご性格ですね笑
でもきっとそうおもえるくらい
今までずっとご先祖様に守られてきたのかも♪
獏さん、こんにちは
昔馴染みの場所、たくさんありそうですね^^
わたしのほうは転職していらい新宿駅近辺のほうは
もうあまり行くこともなくなって
行動範囲がすっかりせまくなってしまいました★
響さん、こんにちは
自費でフランスへ留学されたほど
裕福なお生まれだったらしいので
できたことかと思います^^
song4uさん、こんにちは
ご興味のない分野にもおつきあいくださり
ありがとうございます^^
等身大のパネル、昭和のお父さんお帰りなさい
ってかんじで懐かしいです
書斎の机もとてもお仕事しやすそう♪
レーヌじゃなくて、レエヌのほうが
わたしもなんとなく好きですが
カレーをカリーというみたいに
なんか気取ってるとおもわれたくなくて
レーヌと入力してしまいます★
ヴェルレーヌの「都に雨の降るごとく」は
「巷に」雨のふるごとくって訳もあるけど
わたしはやっぱり「都に」のほうが好きです
「意訳」っていうんですね、勉強になります^^
詩を翻訳するって、じぶんも詩人でないと
書けないような気がしないでもありません
英断されたご遺族がいるから
わたしたちはこうして貴重な建物や資料が見られるのですね
欲望は満たされる手前みたいなのが
一番いい状態なのかな^^
by はなだ雲 (2020-06-21 11:59)